関東学生対校選手権大会(関東インカレ)
5月11日から14日まで神奈川県・相模原ギオンスタジアムで行われた関東学生対校選手権大会(関東インカレ)。湘南校舎陸上競技部駅伝チームから5000㍍、10000㍍、ハーフマラソンに出場した計9名の選手のインタビューを種目ごとに掲載しています!②
5月14日(日)大会4日目
男子1部ハーフマラソン12位 越陽汰 (体育学部3年) 1:04.23
14位 入田優希(体育学部4年) 1:04.50
竹割真 (文化社会学部2年)途中棄権
【試合レポート】
トラックからスタートし、相模原ギオンスタジアム周辺のロードも使用して行う男子ハーフマラソン。東海大学からは新主将の越をはじめロードに強い入田と竹割が出場し、3選手全員が上位入賞を目標に挑んだ。
序盤から留学生が先頭を引っ張り速いペースで進むなか、3選手とも集団前方に位置しレースを進めた。ロードの周回コースに出ると、ビライアン キピエゴ選手(山梨学院大学)が飛び出し単独走に。竹割は第2集団、越と入田は第3集団で先頭のキピエゴ選手を追った。
10㌔を過ぎると入賞圏内にいた竹割がペースダウンし、後方に下がる。入田と越も1㌔3分ペースでラップを刻むも、入賞圏内の選手に20秒近く離されてしまう。それでも15㌔地点で17位にいた越が、最後ペースを落とした前の選手を抜き去り、12位でフィニッシュ。入田は14位、竹割はラスト3㌔ほどで悔しい途中棄権となった。
【選手インタビュー】
越陽汰(体育学部3年)・レースを振り返り今日はだいぶタフなコースでした。でもそんなコースだからこそ、何か変えられるチャンスなのかなって思って挑んだんですが、結果が出せず素直に悔しいです。
・どんな目標・気持ちを持ってレースに(駅伝チームの)キャプテンということもあったので、入賞して得点を必ず取る事を練習から意識して取り組んでいました。
・ご自身のコンディションはこの大会に合わせるために、ジョグの質やポイント練習でコンディションを高めてきました。でも直前のポイント練習で離脱することもあったり、大会にしっかり合わせる意識のもと練習はしていたけど、大会を迎えるうえでの調整はまだまだ甘かったのかなって思います。
・レースの課題点は結構あるんですけど、1つはペースが序盤から速かったぶん冷静に対応できなかったことだと思います。今回入賞した人を見ると、後ろの方から徐々に上げていく人が多くて、自分はまだまだレースに対応できてなかったです。このレースで本当に入賞するように進められていたのかってなると、そうではないのかなって振り返って思いました。
・長い距離に対応するためには自信をつけるしかないのかなって思います。5000㍍や10000㍍は付け焼き刃でなんとかなる距離だと思うけど、ハーフマラソンは努力が全てだと思っています。だからこそジョグの距離や質、ポイント練習では絶対こなすことを前提に、そこからどう質を高めていけるかを考えながらやっていきたいと思います。
自分自身、これまで2年間夏合宿をトータルでこなしたことがないので、今年こそは絶対に完走することを目標にしています。夏は今よりも暑いし精神的にもキツイので、長い距離に対応するために精神面も鍛えていきたいと思います。
・今シーズンの目標はトラックでは全日本大学駅伝の選考会もありますし、そこに向けては走る走らない関係なく全力で取り組んでいきたいと思います。
駅伝では上級生になって貢献したいという気持ちが強くなってきました。今回ハーフマラソンで先生に選んで頂いたことにも感謝ですし、「ロードは自分の力を発揮する場所なんだぞ」って心の中で置き換えながら、駅伝ではチームの顔として頑張っていきたいと思います。
・全日本大学駅伝選考会の目標は自分がこの大会までにどこまでレベルを上げられるかというところで、このままだと全然駄目だと思っています。今回走ったロードからトラックに切替える面もあるので、ジョグの質は落とさずにしっかり上げていって、なおかつポイント練習でレベルの高い練習をしていきたいと思います。
入田優希(体育学部4年)・レースを振り返り最初のトラック内では余裕を持っていけたんですけど、ロードに入ったときに周りのペースが上がってしまって、そこから自分のリズムで走ることができずキツさが出てしまいました。先頭集団から離れてからは自分のリズムで走ることができたけど、後半ペースを上げれずに落としてしまって、タイムが伸びなかったのが反省点です。
・どんな目標・気持ちを持ってレースに東海大学の代表として、総合優勝のために1点でも多く取ろうという気持ちがありました。でも結果が結びつかなくて、練習でもあまり走ることができなかったから、そこが課題かなと思っています。
・今回の結果を振り返って着順ももちろん狙っていたけど、タイムを狙っていた自分からしたらこの結果では遅いので、物足りないと感じています。
・現在の課題点は今日のレースでは最初ハマらなかったけど、後半自分のリズムで走ることができたのはよかったと思います。でもラスト5㌔のきついところで粘ることができず、いつもと同じ失敗をしてしまったので、箱根駅伝の予選会と本戦に向けて改善していきたいです。
・ロード・長い距離の方が得意?自分的にはトラックよりロードのほうが得意です。だけどあまり結果が出せていないので、ラスト1年しっかりチームに貢献できるようにロードの力を磨いていきます。
トラックでも10000㍍で28分台をまだ持っていないので、そこにもしっかり力を入れていきたいと思います。
・昨年度を振り返ると故障は無かったけど、走れない状況が続いて…。それには気持ちの面っていうのがあるんですけど、昨年度の走れなかったぶん恩返しできるように、ラスト1年頑張っていきたいと思います。
・今シーズンの目標はまずは全日本大学駅伝の選考会と箱根駅伝の予選会に出場して、チームに貢献する走りをすることが1番の目標です。トラックでは10000㍍の自己ベストがまだ29分台なので、28分台を出せるように頑張ります。
竹割真(文化社会学部2年)・レースを振り返り2週間ぐらい前から左の股関節が痛くて、レースになれば痛みがなくなるかなって思ったんですけど…。5㌔ぐらいからその痛みが出て、18㌔ぐらいまでで粘ったんですけど最終的に棄権する形になってしまいました。結果的に何も残せなかったけど、残せなかったぶん痛みを早く治して、次の全日本大学駅伝選考会では絶対に結果を残したいです。
・どんな目標・気持ちを持ってレースに総合得点で順天堂大学と接っていたので、1点でも多く点数を取りたくて結構攻めて走りました。
・ご自身のコンディションは股関節の痛みがあって、そこからの練習は股関節をかばいながら走っていました。でも走れる状態だったので、東海大学のために全力を出そうと思っていました。
・現在の課題点はスピード面がまだまだなので、スピード面を強化してトラックでのタイムを伸ばしていきたいと思っています。
・今シーズンの調子は3月、4月はしっかり練習ができていて自信もついていたけど、2週間前の怪我からあまり練習ができてなくて少し不安要素がありました。でも昨年度はなかなか結果が出ず悔しい思いも多かったけど、今年度になって少しずつ自分の中で掴めてきたので、そこは自信になっています。
・今シーズンの目標はまずは全日本大学駅伝の選考会で、組上位の走りをして本戦出場に貢献することが目標です。
トラックでは5000㍍でも自己ベストのタイムを出したいって思ってます。そのために普段のジョグで量と質ともに上げていって、そのうえでポイント練習もしっかり強度の高いものにできたらなって思っています。
・どんな選手になりたい今年度は結果にこだわっていきたいと思います。昨年度は箱根駅伝で全く走れなかったので、次こそチームがシード権取れるように自分が結果を出して、シード権に導ける選手になりたいです。
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最後に越主将からチーム全体について
・現在のチーム状態は今回の関東インカレで10000㍍の花岡(寿哉)が結果を出したのに連れて、梶谷(優斗)も復活したのはとても大きいと思います。南坂(柚汰)も目標にしたところには及ばなかったけど、1年生ながらチームにとって収穫のあるレースができたと思います。
ハーフマラソンに関してはダメな部分の方が多いけど、暑いなかきついコースで走れたことをいい経験にして、今後やっていきたいと思います。800㍍や1500㍍の選手も、予選で落ちた人もいたとはいえスピードが劣っていたとは思わないので、そのスピードを強さに変えて長い距離にも対応できるようにしていきたいです。
5000㍍の石原さんは常にエースとしての走りを見せてくれて、自分と同期の水野は最近13分台(5000㍍)も出したし、五十嵐もそれに劣らずの記録やコンディションで練習からできていました。関東インカレを中心にいい結果が続いているので、その流れにチーム全体で乗っていけるよう頑張っていきたいと思います。
・今後に向けて今後は関東インカレに選ばれた選手を軸に、チーム全体でそのメンバーに「付いていく、追い越してやる」という気持ちを全員で持って取り組んでいきたいと思います。そうすれば道を踏み外す人もいなくなると思うので、チーム全体で切磋琢磨していきたいと思います。
・全日本大学駅伝選考会のチーム目標総合1位通過が目標です。全ての組において「東海大学が強い」「圧倒的強者」を見せつけられる走りを目指して全員で努力してくので、そのときは応援・ご声援の方よろしくお願いします!
(取材・記事=柳内紀輝、吉田紫乃、立石陽愛)
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