関東学生対校選手権大会(関東インカレ)
5月11日から14日まで神奈川県・相模原ギオンスタジアムで行われた関東学生対校選手権大会(関東インカレ)。湘南校舎陸上競技部駅伝チームから5000㍍、10000㍍、ハーフマラソンに出場した計9名の選手のインタビューを種目ごとに掲載しています!③
5月14日(日)大会4日目
男子1部5000㍍決勝2位 石原翔太郎(体育学部4年)13:46.85
7位 五十嵐喬信(体育学部3年)13:57:59
PB24位 水野龍志 (体育学部3年)14:23.28
【試合レポート】
男子1部総合優勝の行方に大きく関わることとなった5000㍍決勝。他大学からは三浦龍司選手(順天堂大学)や伊藤大志選手(早稲田大学)などエース級の選手が集まり、優勝争いが熾烈に。東海大学からはエースの石原、そして3年生の五十嵐と水野が出場し、上位進出を目指して戦った。
序盤は3選手ともに後ろからレースを進める。先頭は10000㍍で優勝したジェームス ムトゥク選手(山梨学院大学)が引っ張り、最初の1000㍍を2分47秒で通過。石原と五十嵐は徐々に集団前方まで上げ、先頭のペースアップに対応できるよう陣取った。
2000㍍を過ぎると先頭のムトゥク選手がペースを上げ、それについたのが石原や三浦選手をはじめ計5人。五十嵐も一旦は置いていかれるも、必死に先頭集団に追いつき7人で優勝争いに。男子総合得点で優勝を競う順天堂大学・早稲田大学・東海大学がそれぞれ2選手ずつ先頭集団につく、バチバチのレースとなった。
残り4周で五十嵐が離れ、6人に絞られた優勝争い。残り1000㍍で三浦選手が仕掛けるとペースが上がり、残り600㍍では伊藤選手が前に出るも石原はしっかりと反応した。残り1周の鐘が鳴り、ルーキーの吉岡大翔選手(順天堂大学)が飛び出すと、三浦選手が反応。それに負けじと残り200㍍で石原もスパートをかけ、三浦選手との一騎打ちに。しかし世界を知る三浦選手のラストスパートに敵わず、石原は準優勝となった。それでも13分46秒85の好記録をマークし、五十嵐も自己ベストとなる13分57秒59、水野は14分23秒28で終えた。
【選手インタビュー】
石原翔太郎(体育学部4年)・レースを振り返り悪天候のなかで始まったので、ラスト勝負になると考えていました。ラストでしっかり勝負できたので、今回のレースは自分にとっていい経験になったと思います。
・どんな目標・気持ちを持ってレースに距離やスピードを意識して、強い選手としっかり戦えることを練習のなかから意識してやってきました。
・個人選手権大会から2大会連続で2位について1位には届かなかったけど、ここまで自分のやってきたが結果に出たのでそこは安心しています。今後のレースでは勝ちにこだわって、1位をとれるように頑張っていきたいと思います。
・同級生の三浦龍司選手(順天堂大学)に競り負けたことは三浦選手はラストのスピードが強かったので、そこは今後の課題でもあるし、負けないように頑張っていきたいと思います。
・FISUワールドユニバーシティーゲームズ(ユニバーシアード)出場決定について初めての日本代表で、海外の選手と戦えるいい経験になるので、しっかり楽しんでこようと思います。
・今のチームの雰囲気は今年度はチーム全員が駅伝に向けて意識を高めているので、すごくいい雰囲気で練習ができています。今年のチームは上を目指しているので、目標に向かってみんなが意識して練習していると感じています。
・今シーズンの目標は5000㍍と10000㍍で自己ベスト更新を目指しています。その勢いで最後の駅伝シーズンも頑張っていきたいと思います。
五十嵐喬信(体育学部3年)・レースを振り返り今回はとにかく点数を稼ぎたいと思い8位入賞を目標にしていました。その中で7位は目標達成できたと思うし、自己ベストも出たのでよかったです。
・どんな目標・気持ちを持ってレースにトラックシーズンに入るときから今年は関東インカレに絶対出たいという気持ちが強かったです。でも3月の中旬まで怪我をしていて、不安だったけどやっぱり出たいという気持ちが強くて、何があっても出てやるという気持ちで練習に励んでいました。
・ご自身のコンディションは前日の刺激練習でも身体が動いていたので、本番でもいけるなという感じはありました。でも周りに三浦さん(龍司・順天堂大学)や石原さん(翔太郎)などとても強い選手がいたので、気持ちだけは絶対に負けないようにそれだけを考えて走りました。
・自己ベストを更新、タイム的には満足かとにかく自己ベストが出てよかったなという思いです。今回は怪我から復帰して3レース目で、その中で自己ベストが出たことはやってきたことが間違いではなかったと自信になりました。
・今後の課題点は今回は3000㍍以降からきつくて、もっと粘れるようにするのと、とにかく怪我をしないように健康でいたいです。
・最近では怪我をしないようにどんな対策を今までも練習後のケアはしっかりやっていました。それでも怪我してしまうのはどこなんだろうと考えて、食事の改善を中心に常に心がけるようになりました。
・今シーズンの目標は10000㍍でも自己ベストを更新。
駅伝では全ての駅伝を走りたいし、走るからには区間賞を取りたいです。でも1番は怪我をしないことなので、健康第一で怪我なく頑張っていきたいと思います。
水野龍志(体育学部3年)・レースを振り返り今回のレースはうまく位置どりができず、そのままうまく進めなかったので悪いレースでした。調子は悪くなかったけど、今回のレース展開だとダメなことが分かったので反省を活かして次頑張っていきたいと思います。
・どんな目標・気持ちを持ってレースにチームに1点でも多く得点を取りたかったんですけど、それができなくてとても悔しいです。
・ご自身のコンディションはコンディション自体はこの日のために準備してきたのでいい感じでした。
・さらなる成長を遂げるために1月は怪我で走れなかったんですけど、その後は怪我なく継続して練習できているから、それを続けていければなって思ってます。また課題点は中間走が苦手なので、もっとスピードをつけられるように練習していきます。
・日体大記録会での自己ベストについて自分のベストが出たから、少しずつ力がついてきているのを実感しています。この大会の前はポイント練習とかも大きく外すことなく順調に消化できていたので、より高めていけるように頑張っていきます。
・今シーズンの目標はトラックでは5000㍍13分40秒台。駅伝でも出走メンバーに絡んでいけるように頑張りたいと思います。去年の駅伝シーズンはメンバーに選ばれただけで終わってしまったので、今年こそは出走できるように頑張っていきます。
【写真ギャラリー】









☆6月17日(土)に神奈川県・相模原ギオンスタジアムで全日本大学駅伝対校選手権大会関東地区選考会が行われます。チーム目標に「1位通過」を掲げ、本戦出場の切符だけでなく本戦に勢いづく走りに期待です!約1ヶ月後の決戦に、ぜひ応援よろしくお願いします!!
(取材・記事=柳内紀輝、吉田紫乃、立石陽愛)
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