全日本大学駅伝対校選手権大会
関東学生推薦校選考会
6月17日(土)@相模原ギオンスタジアム
総合3位 3:57:58.89 🥉
→11月に行われる全日本大学駅伝対校選手権大会に
10年連続36回目の出場決定。
【3組目】
14着 鈴木天智(体育学部2年) 29:57.75
21着 梶谷優斗(体育学部3年) 30:05.18
3組合計60:02.93 3組目終了時点3:00:35.18 総合3位
1組、2組ともに総合3位でつなぎ迎えた3組目。
スタート直後から東京農業大学の高槻芳照選手ら3人が飛び出し先頭集団を築く。鈴木と梶谷は、第2集団に留まり落ち着いてレースを進めた。そのままの展開で5000㍍まで進むと、第2集団にいた鈴木と梶谷は徐々に集団の前方に位置を上げ、集団を引っ張る。
先頭集団と100㍍以上離され迎えた7000㍍付近では、鈴木が仕掛けると一気に第2集団が動いた。しかし、鈴木、梶谷ともに先頭から離され、鈴木は14着、梶谷は21着でフィニッシュとなった。
【選手インタビュー】
鈴木天智(体育学部2年)
・今日の走りを振り返ると
スローペースで進むと分かっていたのでラストまで我慢しようと思ったんですけど、5000㍍ぐらいからもう前にいこうと思って…。周りが6000㍍ぐらいで上げたところで自分足をつっちゃって、そこで足を結構使いました。だからペースを落として、ラスト2000㍍ぐらいで上げてトップ狙っていこうと思ったんですけど、それまでに足を結構使ってて最後はきつかったです。
途中梶谷さんも前にこなくて、結構周りと差ができないって思っていたんですけど、後ろには石原さん(翔太郎)と花岡(寿哉)もいたし、1組目も2組目もどっちも安定して走ってくれたので落ち着いて走れました。
・調子やコンディションは?
3月まで怪我で、春先の10000㍍や記録会に出たときもあまり調子がよくなくて、ふくらはぎがずっと痛いときもありました。だけど2週間前の練習から一気に昨年の秋頃のように調子が上がってきて、ポイント練習でも1人で上げられていたので、もしかしたらこれは走れるんじゃないかって思っていました。
その中で他のメンバーの怪我とかもあって3組目に入ったんですけど、後半の組だったので自信はそんなになくて。でも1組目、2組目といい感じに走ってくれて、本当に楽に走ることができました。
・走る前に緊張などはありましたか?
レース前は体に力が入らないぐらい緊張していました。アップ中、石原さんに「緊張してますか?」って聞いたら「全然してない」って言ってたし、花岡とかも笑顔でアップしていて、この2人が後ろにいると考えるとほんと心が楽になりました。後ろに絶対的エースの2人がいたので、自分は上位でゴールしたい気持ちもありつつ、悪くても中盤以上で絶対耐えようって気持ちもあって、「絶対にやってやる」って思いでした。
・前に3人出られていたけどそのときの心境は?
飛び出した選手に付いて最後ばてることはしたくなかったので、だから最初は留まろうと思っていました。後ろの集団にもいい選手がたくさんいたので、落ち着いて最後勝てればいいなって思っていました。
・途中ペースを上げたときの心境は?
仲間の応援もたくさん聞こえたので、上げたからにはとにかく前にいくしかないっていう気持ちで走りました。
・昨年度は箱根駅伝予選会で活躍していましたが、本戦で走れなかった悔しさとかはありますか?
去年の11月ぐらいまでは本当に調子がよくて、でもその後、怪我が長引いて今年の3月ぐらいまで治るのにかかっちゃって…。同期の花岡とかが走ってるのを見ると、「自分がもしずっと走れていたら」って考えたら悔しい気持ちがありました。怪我がなかったら絶対箱根に出走できたという自信もあったので、走れないのは本当に悔しくて。今年度に入ってからは駅伝を絶対に走るっていう気持ちがあります。
・自身の強みは?
ラストスパートができるところ。練習でも最後のラストスパートが強みだと思っているので、そこを今後も活かしていきたいです。
・同期の花岡の活躍には?
関東インカレでも(10000㍍)日本人トップを取っていて、既に学生トップレベルの位置に花岡がいるので、『花岡寿哉』が今の目標の1つでもあります。
・今後の目標は?
同期の仲間と一緒に箱根駅伝の総合優勝と、三大駅伝に出場したい。その中で駅伝では絶対に区間賞を取って、箱根駅伝で総合優勝できるように頑張ります。
梶谷優斗(体育学部3年)
・走り終えた今のお気持ちは?
天智に助けられたし、2組目の水野(龍志)、南坂(柚汰)や1組目の喜早先輩(駿介)、永本(脩)のいい流れを3組目の自分が流れを途絶えさせてしまって悔しいです。
・出走メンバーに選ばれた気持ちは?
大会4日前に「3組目いくぞ」って言われて、選ばれたからには昨年以上の走りをしようと思っていたんですけど、なかなかうまくいかなくて悔しい気持ちでいっぱいです。
・緊張などはありましたか?
関東インカレの前は緊張しなかったんですけど、全日本予選会前の練習では余裕のある練習ができてなくて、少し不安な部分があったので緊張しました。でも、同期の越(陽汰)や五十嵐(喬信)が出れなかったので、自分の走りで鼓舞しようと思って走りました。
・レースプランは考えていた?
周りが見えてなかったり自分の位置取りが悪くて、前にいこうと思ったんですけどスローペースだったのでわちゃわちゃしちゃって。そこも含めて判断ミスでした。
・調子はよかったですか?
正直全然調子がよくなくて、調子が悪いなかでも走っていかないと、チームの核っていう選手にはなれないので…。今後はホクレンディスタンスが控えているので、それに向けてしっかり調整していきたいと思います。
・同期の越が走れなかったことには
越とは1年生のときからきついなかでも切磋琢磨してきて、ポイント練習でもずっと競ってきた関係性でした。今回の大会前、自分が緊張していたときに「緊張すんなよ」って背中を叩かれて、それがすごい励みになって。体調不良で思うように主将として引っ張れない部分があったり、苦労しているところを近くで見ていたのでなおさら頑張ろうと思いました。
・ライバルを挙げるとしたら
同期の越と水野です。やっぱり同じ学年の越と水野には負けたくないので、勝てるように頑張ります。
・ロードで強くなるために意識していることは?
精神力とアップダウンを走れる力をつけることが大事だと思っていて。火曜日と金曜日に各自ジョグがあるんですけど、自分から石原さんに頼んで近くの弘法山に行ってアップダウンの練習をしたり、一緒にトレーニングをさせて頂いてます。
・今の課題点は?
ペースの上げ下げにしっかり対応していくことと、複雑なレース展開だと思うように走れないので、対応力をつけていきたいと思っています。
・駅伝シーズンの目標は?
駅伝では水野や越、五十嵐などの同期とタスキをつなぐことが目標です。また、チームに石原さんというエースがいて、そこに花岡がついていっているところなので、東海大のエースは石原・花岡、そして梶谷って言って頂けるような選手になっていきたいです。
(取材・記事=安部友隆、立石陽愛、柳内紀輝)
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