SEAGULLS CUPで大学でのバスケは引退となった4年生。2年時の新人戦ではベスト16も最後のインカレは準優勝。誰もが個性派だったがそのチームをまとめた三浦、誰よりも勝ちにこだわった満原、森田と坂本もこの1年の成長は著しかった。そしてムードメイカー坂東も東海大の伝統を受け継いだ。今後はそれぞれの道に進むが、東海大の4年間で培った絆は切れないものになるだろう。そんな4年生の最後の言葉とは――
~INTERVIEW#34三浦洋平~取材日1月14日
―最後のSEAGULLS CUPを終わって今の気持ちは?
ホッとしています。
―全試合接戦で下級生の力もすばらしかったですね。
僕らも勝てると思っていてずっと後半勝負で臨んでいました。20点差開かなければ何とかなるかなと思って(笑)でも1年生も2年生も良かったし、3年生もAチームの3人が頑張っていて今後が楽しみですね。
―この1年を振り返って。けがもして苦しかったと思いますが。
主将をやらせてもらってすごくいい経験ができました。誰も僕のことを知らない状態で大学に入ってここまでできたのは良かったというか充実した1年間だったし4年間だったと思います。
―小林高時も主将でしたが大学と高校で違うところは?
大学生は大人なので管理する必要はないし、まとまってないときにまとめたりするくらいで大変な思いはあまりなかったです。
―4年間で思い出の試合は?
負けましたけどインカレの決勝ですね。あの舞台に立てたというのが自分の中にも残っているので。
―東海大学での4年間はどうでしたか?
不安だらけで入ってきました。その中でも最後は試合に出られるようになって。いろんな出会いもあったしここに来ないとできなかった経験もできました。陸さんにも感謝したいしチームメイトにも感謝です。
―今年の4年生はどんな学年でしたか?
本当に個性派ぞろいだったと思います。そんな仲良し子よしではないですけど勝ちたいという思いは強かったし力もありました。ここというときはまとまっていましたし、それでインカレの決勝に行けたと思います。
―後輩に向けて。
今年度インカレ決勝に立てたというのはすごいいい経験だと思うので、来年度はその経験を生かしてほしいし、インサイドの要2人が抜けますが新入生も入ってきます。次の4年生が少なくて大変だと思いますが、東海らしさチーム力を前面に出して優勝してほしいです。
―個人的な今年の目標は?
環境がガラリと変わるし社会人として1人でやっていかないといけないことがたくさんあると思います。責任と自覚を持ってチャレンジする1年にしたいと思います。
~INTERVIEW#4森田洋介~取材日1月12日
―試合を振り返って。
今日は勝てて良かったですけどみんな体がなまっていますね、自分も含めて。練習はあまりしていなかったので。
―この1年を振り返って。
インカレ2位という結果はうれしいですけど普通にやっていれば普通の結果かなと思います。青山学院大に勝てるのはうちしかいなかったので勝ちたかったですけど、あの舞台に行けたのも4年間で初めてだったので後輩にはいい経験だったと思います。
―成長できたことは?
落ち着きが出てきて回りを生かせるようになって良かったです。
―この4年間はどんな4年間でしたか?
あっという間だったんですけど、思い返せばいろんなことがありました。苦しかったですけどおもしろかったです。練習とか1~3年まではもっと試合に出たかったですけど出られなくて。
―後輩に向けて。
みんなうまいのでもっと成長してほしいです。まだチーム力というのがないのでこの1年間で模索していってほしいですね。
~INTERVIEW#11坂東武幸~取材日1月13日
―2戦終わって。接戦で勝利していますが。
自分はいかにターンオーバーを少なくするかを大前提にやっています。でも試合に出たら楽しくてプレータイムもいままでにないくらいもらえて幸せですね。
―フリースローもきっちり決めましたね。
オールジャパンのパナソニック戦で最後に出た時にフリースローを外したんですよね。あれからフリースローを練習して絶対決めたいと思っていた最初の試合で落としちゃって…でも今日は絶対に決めてやろうと思っていました。それが決まって本当にうれしかったです。
―声援?ヤジ?もうるさかったですね(笑)
いやいや、僕はあれがないとやっていけないですよ。ああやって応援されることはうれしいことであれを続けていってほしいと思いました。
―この1年間を振り返って。
時間がたつのが早くて苦しかったですね。合宿も(陸川監督がいなかったので)学生主体で行っていたので自分たちで動かしていました。自分がずっと下のチームで下級生を引き連れてやっていたんですけど、このチームがどういうチームかを1年で教えなければいけないし、自分が教えてもらっていた分自分が全部を教える気持ちが強くて苦しい1年でした。
―その苦しさは下級生を引っ張るということですか?
そうですね。上のチームは勝つために頑張っているので自分は下のチームが強くなることを考えていました。
―この1年で成長したことは?
自分は雰囲気作りのところで、ベンチから必要な声かけだったり、あとは乗っているときにどれだけ東海のムードを継続させるときに自分の色を出せると思うんです。だからその部分で成長したと思います。プレー面では4年間思い切ってやれと言われたので思い切りの良さは上達したと思います。
―今のメンバーに“ネクスト坂東”はいますか?
それは考えたことあるんですけど…今近いのは#88馬場建至とか#77佐藤永夢がAチームに上がってくるような選手になってほしいと思います。今SEAGULLSはBチームで経験した選手がAチームに上がれるので、そこでやってくれないとBチームの気持ちもわからないし彼はその気持ちをわかっていると思うのでAチームに上がってほしいですね。
―原田さんへの思いは?
原田さんはコーチ陣の中で一番学生に近い方で話しやすいし、言われたこともすんなり受け止められます。1年目でしたが面と向かって話せるコーチでした。インカレでタイトルがとれたのも原田さんのガッツがあったからだと思うのですごく感謝しています。
―4年間で学んだことは?
SEAGULLSは応援されるチームを目指していてそのためには何をすべきなのか。バスケだけではだめだし私生活が大切でオンとオフの切り替えとかこの4年間で学びましたね。
―後輩に向けて。
今のメンバーは能力があってメンバーも揃っているので日本一に近いチームだと思うので、本当に頑張ってほしいです。思い切ってやってほしいです。
~INTERVIEW#16坂本健~取材日1月12日
―この1年間を振り返って
スタメンになれて試合にも多く出られて充実した1年間だったんですけど、やっぱり結果が伴わなかったのでそこは悔しいです。
―インカレ準優勝には納得ができていないと?
やっぱり優勝を目指してやってきたので。準優勝でも十分すごいことなんですけど目標を達成できなかったので悔いが残ります。
―この4年間を通して学んだことは?
諦めないでいろんなことを努力し続けたら最後には試合に出られたり活躍できたりして、諦めないでやり続けることを学びました。「継続は力なり」という言葉を大事だと思いました。あとは仲間の支えが大きいもので仲間の大切さ、大きさを学びました。
―4年間で一番つらかったことは?
1、2年生のときはなかなか試合に絡めなくてこのままやっていて意味あるのかな?とすごくネガティブになった時期もありました。そこが一番つらかったです。
―その気持ちを変えたものは?
かなり運が良かったと思うんですけど満原と天翼さん(遥・現三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ)がユニバや李相佰等の合宿でいなくなって、そのときに練習試合をしました。自分がスタメンで使われて結果が出て「あっ、やれるんだ」と思って自信になりました。そこからですね。ちょうど3年に上がるときくらいです。
―4年間で一番印象に残っている試合は?
インカレ決勝ですね。全国決勝の舞台が初めてだったので。雰囲気や周りの観客もたくさんいてとてもいい経験になりました。
あと個人的には3年生のリーグ戦専修大戦です。ダンクを2本決めた試合です。
―坂本選手にとってダンクとは?
自分の一番の見せ場だと思うので、できると嬉しいです。周りも盛り上がるのでいつでも行けるところは狙っています。
―坂本選手にとってSEAGULLSとは?
つらいときもみんなで励まし合って、喜ぶところはみんなで喜んで本当に家族みたいで温かかったです。
―次のステージに向けて、学んだことをどう生かしたいですか?
1年目から試合に絡むことは難しいかもしれませんがそこで腐らず、努力して自分のできることをやっていきたいです。
※満原選手の取材記事は後日掲載いたします。
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