9月30日(日)第6日・予選リーグ
[24-26]
[22-25]
東海大2 [25-17] 3早稲田大
[25-23]
[14-16]
<スタメン>
清水・福田・近・近藤・深津・八子・L小田
秋季リーグ戦全勝中の東海大に思わぬ壁が現れた――。現在6位の早稲田大を相手に、まさかの今季初黒星を喫した。
早大は昨季リーグ戦4位であったが、今季は故障者が相次いでおり、この時点で1勝5敗と低迷していた。しかしこの日の早大は、エースの柴小屋康行選手、センターの黒木陸選手を中心に、キレのあるプレーを展開。東海大は、サーブレシーブで崩され、スパイクも決めきれず、試合の流れを呼び込むことができなかった。
第1セットは終盤に追いつきジュースまでもつれたが、最後は清水邦広のスパイクがネットを越えず、24-26と僅差で落とす。
第2セットも落としてしまい、セットカウント0-2と追い込まれて迎えた第3セット。八子大輔のノータッチエースを含めた3本のサービスポイントなど、6連続ポイントで早大を引き離す。そのまま逃げ切り、このセットを奪った。第4セットも互いに譲らない緊迫した試合展開であったが、粘り強さと意地を見せ連取した。
そして迎えたファイナルセット。均衡を破ったのは早大だった。豪快な攻撃で、6-9と差をつけた。清水にトスを集めで追い上げを図り、13-14の場面で八子がスパイクを決めジュースとするものの、最後は清水のスパイクを拾い、好機を作った早稲田大に14-16と星を落とした。
「早稲田を粘らせてしまい、早稲田のいいところを引き出してしまった」と積山和明監督。チームは「個人技が中心になってしまい、コンビが成り立っていない」とコンビネーションを課題にあげる。センター線の充実、試合の入り方や、モチベーションを高く持つことなど多くの反省点が見える試合となった。
5勝1敗となり、セット率で日体大にわずか及ばず現在2位。10月6日の予選リーグ最終戦は昨季リーグ戦覇者の中央大との一戦となる。優勝に向けて、ここが正念場だ。 (篠原)
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