リーグ戦開幕!
選手層の厚さを見せまずは1勝
8月28日vs中央大
(26-13)
(14-14)
(18-15)
○東海大82(24-15)57中央大
スタメン
田中大貴(体4)
晴山ケビン(体3)
バランスキー・ザック(文3)
橋本晃佑(体2)
ベンドラメ礼生(体2)
=GAME REPORT=
2ヶ月に渡る長き戦い、関東大学リーグ戦が開幕した。その初戦は、今年1部に復帰した中央大。昨年はけが人の続出、田中不在などがあり、主力選手抜きで序盤戦を戦ったが、今年は多くの選手が万全の状態で開幕を迎えた。7年ぶりの優勝を目指すためにも、落とすことはできない重要な初戦だ。
第1ピリオド、田中の連続得点でスタート。その後も厳しいディフェンスから速攻、外角シュートで先行する。また早めの選手交代で、残り2分からは全選手がベンチメンバーに。それでも#23佐藤正成の得点などでリードを広げ、26-13で第1ピリオドを終了する。
第2ピリオド、「離せるところで離すことができず、もたついてしまった。やるべきことができていなかった」と試合後、陸川章監督(体育学部教授)が振り返ったように、得意の守りからリズムを崩してしまう。ゴール下シュートや速攻から得点を許し、流れは中央大に。田中、ザックが取り返すも、このピリオドは14-14のイーブンとなり40-27で後半へ。
第3ピリオドも攻撃でのミスがあり、なかなか流れをつかめず点差を広げることができない。だが、ピリオド中盤から佐藤が奮闘する。「試合に出る、出ないに関わらず4年生としてチームにいい影響を与えたい」という言葉通り、最後までリバウンドに絡むことで攻撃チャンスが増え、中央大に傾きかけていた流れを修正する。前半で許していたゴール下の得点も食い止め58-42で第3ピリオド終える。
第4ピリオド、田中の3Pシュートなどで加点し、ディフェンスでも佐藤の体を張った活躍に他の選手も応え、守りから徐々に東海大らしさを発揮。佐藤と同じく控え出場の須田侑太郎(体4)もリバウンドで奮闘し流れを作る。点差を20点まで広げるとその後はベンチ入りメンバーが全員出場を果たし、82-57で快勝した。
序盤こそ流れがつかめなかったが、後半に須田と佐藤の2人が“最上級生らしさ”を見せた。田中が「代表で抜けている間、チームを引っ張ってくれたのは正成と須田」と話せば、「固定ではなくいろんな選手が活躍をしている」と佐藤。スタメンの負担を取り除くという点においてもベンチメンバーの充実は必要不可欠になる。
また12戦までは水曜日、週末と週3試合の変則スケジュールのため、主力をどう休ませながら日程を進めるか、という部分でも控え選手の活躍がカギとなる。陸川監督は「7月、8月とこの日程を想定して練習をしてきた。そこまで心配はしていない」と自信をのぞかせる。
接戦が続き、半ば不完全燃焼で終わった春。その悔しさを晴らすのはまず、このリーグ戦、そして全日本大学選手権大会(全日本インカレ)の2大会。田中を2番、晴山を3番ポジションに据えた新たなスタメンで臨む今リーグで、全日本インカレ連覇への布石を作りたい。(吉田)
=NEXT GAME=
8月31日 14:20~
関東大学リーグ戦
対大東文化大 @国立代々木競技場第二体育館
コメント