【湘南校舎ラグビーフットボール部】関東大学リーグ第五戦 リーグ戦全勝キープ

全勝対決制して開幕5連勝も
持ち味出せず反省



10月30日 秩父宮ラグビー場
?東海大28―7大東文化大●
(前半・21―0 後半・7-7)


スターティングフィフティーン
1PR三浦昌悟(体3)
2HO日将吾(体4)
3PR渡邉隆之(体4)
4LO李昇剛(政4)
5LO川瀬大輝(体4)
6FL磯辺裕太(体4)
7FL西川壮一(体2)
8NO.8テビタ・タタフ(体2)
9SH湯本睦(体4)
10SO伊藤龍之介(体3)
11WTB藤崎眞樹(体4)
12CTB鹿尾貫太(体3)
13CTB池田悠希(体3)
14WTBアタアタモエアキオラ(体2)
15FB平尾充識(体2)


関東大学リーグ第五戦は強豪・大東文化大と対戦。互いにここまで4試合を終え全勝のチーム同士の試合となった。東海大はここまで総得失点差262点と全試合で快勝を収めてきたが、前回の法政大戦後に木村季由監督(体育学部教授)を始め多くの選手が話していたように、この試合はこれまでのようにはいかない厳しい試合展開が予想された。
その不安が的中する。前半6分に大東大が残り5メートル地点でラインアウトを獲得するなど、東海大が重視している“開始10分間”をほぼ大東大ペースの展開に。大東大にはSH小山大輝選手(4年)やWTBホセアサウマキ選手(4年)など、多くのランナーが在籍。特に小山選手の素早いパスや個人技に翻弄され、なかなかチャンスをつかめない。
粘り強くディフェンスを続けると、大東大のノットロールアウェイからラインアウトを獲得。密集からテビタが抜け出してなんとか先制点を挙げる。「ペナルティも多く我慢がつづいたが、いつも通りを心掛けた」とテビタ。さらにこの日キッカーを務めたアタアタもゴールを決め、少ないチャンスを確実にモノにしていく。20分には磯辺がトライライン目前まで運ぶと、相手のプレッシャーもありパスを乱しながらも最後は藤が押し込んだ。


▲先制トライのテビタ


東海大ペースの試合へと持ち込めたように思えたが、再三に渡り、大東大残り5メートルラインでのセットプレーによる攻防の場面を迎えるなど、東海大はディフェンスに多く時間を割いてしまい、得意のFWによる攻撃に持ち込むことができず前半を終える。
後半に入っても苦しい試合展開は変わらない。10分までにトライ目前で5回もマイボールスクラムを組み直し、結局決め切れずターンオーバーしてしまう。27分にチャンスをモノにしモールから日が決めたが、後半初めに流れをつかむチャンスを逃した東海大は、守りの時間が続くことになった。それでも、「内からのプレッシャーをかけていけたので悪くはなかった」と伊藤が振り返るように、堅い守りで乗り切った。


▲強力なタックルで圧倒



“今季最悪の試合”も前向きに
最後まで主導権を握ることができなかったこの試合。いつも通りを意識しながら、自分たちから崩れてしまったという。木村監督は、「今シーズン一番ダメな試合だった」と厳しい口調で試合を振り返った。それでも、「この時期にこういった試合をすることで選手たちにとって気を引き締めるいい機会になったと思う。なぜやるべきことができなかったかをもう一度見直していく」と語った。

強力なランナーに立ち向かう
大東大には強力なランナーが多く在籍。そんな中でも失点を最小限にとどめた。同じポジションの選手は常に意識しているという湯本は、「自分の強みを出していけたらいいと考えて試合に臨んだ」と話し、この試合でもトライを奪う有言実行の活躍を見せた。ただディフェンスについては、「粘れたが流れを渡してしまうことが多かった」と唇を噛んだ。この日FBとして先発出場を果たした平尾も、「抜けられてしまう場面があり、課題が残る」と悔やんだ。次は「100%の力でディフェンスできるように準備していきたい」と次戦での雪辱を誓った。


▲前半30分にトライを奪う湯本


ここまで五戦全勝とした東海大。辛くも勝利したこの試合から得たものは多い。まずは2年連続となる全勝優勝に向け、残り2試合を確実に勝利する。



☆関東大学リーグ第六戦は11月12日(土)秩父宮ラグビー場にて、中央大と対戦します。



(下山・尾澤)





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