【北海道キャンパス硬式野球部】全日本大学選手権大会 2回戦 桐蔭横浜大

最上級生新井が流れを呼び込み、ルーキー赤尾の一打が逆転勝利を呼び込む!!

全日本大学戦選手権大会 2回戦桐蔭横浜大
6月7日(水) 東京ドーム
桐横大:100 020 000=3
東海大:000 010 30X=4


1 三 中西郁人(国4)
2 一 松永遼介(国2)
3 二 福田涼太(国3)
4 右 大河内航(国3)
5 中 今川優馬(国3)
6 指 有間裕亮(国3)
  R 大図拓也(国4)
7 捕 新井章太(国4)
8 左 赤尾光祐(国1)
9 遊 山口直恭(国3)


 左 太田将貴(国4)
○左 徳橋颯野(国2)


追いかける展開となった重い空気を払拭したのは、2本の本塁打だった。


1回戦に続き先発のマウンドに上がった太田は初回に本塁打を許し、あっけなく先制を許す。

2回以降は走者を背負うものの粘り強い投球で無失点に抑えていたが、5回に再び桐横大打線に捕まってしまう。先頭打者を四球で出すと、盗塁と犠打を決められ1死三塁のピンチを招く。続く二遊間への打球を二塁手の福田が捕球し本塁へ送球するも新井の手からボールがこぼれ走者が生還。二番手の徳橋がリリーフしたが、満塁のピンチから痛恨の暴投で3点目を献上してしまった。

反撃したい打線だったが、相手投手の伸びる直球とキレ味鋭い変化球をとらえきれず、4回まで1安打に抑えられていた。
しかし5回、「一打席目の凡打から、しっかりと対応できた」と、新井が直球を完璧にとらえ、左スタンドに大きなアーチを放り込み2点差とする。


▲本塁打を放った新井


終盤に差し掛かった7回の攻撃。今川がセンターへの二塁打を放ちチャンスを迎える。


▲チャンスメイクした今川


続く有間の右前安打で1死一、三塁とすると、新井の内野ゴロの間に今川が生還し一点差に詰め寄る。


▲笑顔でハイタッチする今川


なおも一打同点の場面で打席には赤尾が立つ。強心臓ルーキーは、重圧のかかる場面でも持ち味を見せる。4球目をフルスイングすると、「打った瞬間、本塁打だと思った」という打球は、声援が響くドームをゆっくりと切り裂いていった。左スタンドに突き刺さった瞬間、赤尾は大きく右手を突き上げた。


▲ガッツポーズする赤尾


▲「自分でも興奮した」と赤尾は喜びを爆発させた



赤尾の一発で試合の流れをモノにすると、徳橋も好投を披露。最後は三塁手の主将・中西がウイニングボールをつかみゲームセット。劇的な逆転勝利で2年連続で全日本ベスト8へと駒を進めた。


▲粘りの投球を見せた徳橋


高橋葉一監督(東海大職員)は、「新井が本塁打で流れを変えてくれた。赤尾の2点本塁打の場面までにチームが一体感を取り戻し、粘り勝ってくれた」と振り返る。ヒーローの赤尾は、「しっかりと捉えられて、逆転の場面で結果を出せたことがうれしい」と笑顔を見せた。

4回と3分の1を自責点0に抑えた徳橋が勝ち投手となり、「本調子ではなかったが、守備に助けられた。粘り強く投球できた結果だと思う」と振り返った。

昨年超えられなかったベスト8越えへの挑戦となる8日の準々決勝に向け、主将の中西は、「明日が勝負。絶対に勝つしかない。自分たちらしい野球をし、必ず昨年を超えて見せる」と力強く意気込んだ。

☆準々決勝の相手は岐阜経済大学、8日の14時から明治神宮球場にて対戦いたします。(南雲)






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