逆境を力に
青山学院大に勝利!
【STARTING MEMBER】
#0 寺嶋良(体2)
#19 西田優大(体1)
#22 笹倉怜寿(体2)
#25 平岩玄(政2)
#28 津屋一球(体1)
【GAME REPORT】
7連敗だった東海大。接戦を勝ちきれず、苦しい状況が続いたチームだが敗れるたびに全員が一丸となり、全力を出し切る。10月9日に行われた青山学院大戦もベンチからチームを鼓舞する応援でメンバーを勢いづかせた。その勢いに乗り、74-56で勝利を飾る。逆境を力に変える今年のチームの強さを感じた。
第1ピリオド、ファーストゴールを決めたのは青山学院大の戸田晃輔(3年)。東海大はなかなか点数に結び付けられないが、平岩のミドルシュートを筆頭に西田も3Pシュートを沈める。青山学院大はファールが重なり、チームの勢いは加速する。フリースローでの得点も加わり、22-12で第1ピリオド終了。
第2ピリオド、 佐藤卓磨(体4)、寺嶋のシュートが立て続けに決まり、青山学院大はたまらずタイムアウトを要求。しかし勢いは収まらず、山本健太(体4)がゴール下でのシュートを決めると、笹倉、西田もシュートを沈めた。メンバー全員がそれぞれの良さを発揮し、43-23と20点リードで前半を折り返す。
第3ピリオド、開始20秒で寺嶋が先制点を決める。陸川章監督(体育学部教授)が、「下級生はかなり疲労がたまっている」と話すように7日から9日で3連戦をこなしていたチーム。下級生中心で戦っていた東海大は、疲労からか強みであるディフェンスがうまく発揮できずにファールが重なる。どうにか踏ん張りたい勝負どころで力を見せたのは上級生だ。秋山皓太(体3)の3Pシュート、岩松永太郎(体4)のシュートがチームを再び勢いづかせた。57-37とリードを保ち、最終ピリオドへ。
第4ピリオド、流れそのままに、笹倉のバスケットカウントが決まり勢いが増す。青山学院大も3Pシュートを成功させるが、東海大も佐藤のレイアップシュート、西田の3Pシュートで応戦。点差は縮まらない。74-56で試合終了し、勝利をつかんだ。
陸川監督は、「チームの良さは、負けていても毎回チャレンジするところ。苦しい状況でも泥臭く全力を尽くすプレーを体現できた」と振り返る。
主将の佐藤は、「フットワークを中心にディフェンスを練習した。そのおかげで相手のボールを止められたと思う」と手応えを語る。
3日間スタートのメンバーとしてチームを支えた寺嶋は、「疲労はあったが、接戦を負けてきた悔しさがあった。あと少しの差を埋めようとファイトできた。勝つことができて嬉しい」と笑顔を見せた。
試合ごとに成長を見せる東海大。次は専修大との対戦だが、佐藤が「負けるところまで負けた。あとは勝つだけ」と話すように、次戦も苦難を乗り越えた東海大の強さが見られるはずだ。(白子)
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