激闘必須の準決勝 ディフェンス継続できず敗戦
【STARTING MEMBER】
#11 大倉颯太(体1)
#19 西田優大(体2)
#28 津屋一球(体2)
#35 木下碧人(体2)
#86 八村阿蓮(体1)
【GAME REPORT】
関東大学新人戦も残り2日となり東海大も連覇に向けあと2勝と迫っていた。そして今日準決勝の相手は拓殖大。昨年度の同大会でも拓殖大と対戦しており勝利している。今年は両校の2年生が活躍を見せ最後まで勝負はわからなかったが、わずかにリードを保った拓殖大が68-74で勝利し、東海大は連覇を逃し3位決定戦へと進んだ。
第1ピリオド、「拓殖大のキーマンである岡田侑大選手(2年)とドゥドゥゲイ選手(2年)をどれだけ止めるかが勝敗を分ける」と陸川章監督(体育学部教授)が言うように、序盤から接戦さながらの厳しいディフェンスで相手に思うようにシュートを打たせない東海大。中でも西田と津屋は拓殖大のキーマン2人につきながらも、オフェンス面でも奮闘。3Pシュートやアシストでチームを盛り上げる。残り1分には西田に代わって出場した坂本聖芽(体1)が切り込みシュートを決め、18-20で第1ピリオドを終える。
第2ピリオド、拓殖大が最初のオフェンスで3Pシュートを決めるが、すかさず大倉と西田のドライブで加点する。拓殖大のドゥドゥ選手がインサイド、アウトサイドで得点したところで東海大がタイムアウトを要求。タイムアウト明け、大倉のアシストから西田が3Pシュートを決め、それに続き津屋、佐土原遼(体1)が速攻で得点し逆転に成功する。また、味方も相手も驚かす大倉のダブルクラッチで加点し、更にチームに勢いを与える。33-34と1点のリードを許すも前半を良い流れで終える。
第3ピリオド、両校点の取り合いとなり、シュートが外せない試合展開に。これまで西田と津屋が抑えていた岡田選手とドゥドゥ選手の2人に火が付き、東海大にとっては我慢の時間帯が続いた。「我慢の時間帯こそ、リバウンドやルーズボールをしっかり相手より上回っていかなければならなかった」と西田。かろうじて大倉と八村が加点し46-57で第3ピリオドを終え、最終ピリオドへ進む。
第4ピリオド、スタートに大倉、八村、佐土原、坂本、伊藤領(体1)と東海大が誇るルーキーが並んだ。中でもこの時間では坂本が速攻でレイアップと3Pシュートを沈めた。「まずはディフェンスから、そこからどれだけ走っていけるかというのが、自分に求められていることだと思っている」と坂本。
また、インサイドの八村と佐土原がゴール下でファールを誘う。しかし、フリースローを2本とも沈めきれず、その間にも岡田選手が3Pシュートを決め10点以上の差をつけられてしまう。このままでは引き下がれまいと西田、津屋、木下ら2年生がコートに戻り、西田が3Pシュートを決め返す。残り3分のところで3点差まで詰め寄るが、立て続けに拓殖大がリバウンドをとりボールをコントロールできない。ファールゲームに持ち込むもあと一歩が足りず68-74で敗戦した。
「岡田選手のオフェンス力はよくチームでも理解していたが、要所でリバウンドが取れなかったのが課題になったと思う」と陸川監督。また、「明日の3位決定戦が重要。今日の試合の課題をどれだけこなして、もう一度戦っていける力が必要」と3位決定戦へ意気込んだ。またチームトップの19得点の西田は「リバウンドやディフェンスで何ができていなかったかを見つめなおし、気持ちを切り替えて明日の試合で勝ち切りたい」と話した。(森田)
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