【湘南校舎男子バスケットボール部】全日本大学選手権記念大会 決勝 対専修大

“東海大のバスケ”貫く
5年ぶり5回目の優勝
 
12月16日 全日本大学選手権記念大会 決勝 対専修大 @大田区総合体育館


▲決勝の舞台まで登りつめた東海大と専修大


【スターティングメンバ―】
11 大倉颯太(体1)
19 西田優大(体2)
22 笹倉怜寿(体3)
25 平岩玄(政3)
86 八村阿蓮(体1)
 
【試合レポート】
1週間に及ぶ全日本大学選手権記念大会(インカレ)も最終日を迎え、東海大もまた決勝の舞台まで勝ち進んだ。5年ぶりの優勝を懸けた戦いの相手は、専修大。専修大は準々決勝、準決勝ともに接戦を勝ち切るシュート力とインサイドの高さがあるチームだ。試合は序盤から東海大がリードをつかむ。今大会、東海大の大きな強みとなったセカンドユニットの5人をはじめベンチメンバーが、専修大にディフェンスをかけ続けリードを広げた。第4ピリオド終盤には、主将内田旦人(体4)をはじめとする4年生の4人がそろって出場し、試合終了のブザーを迎え優勝を決めた。


▲5年ぶりの優勝を決めたチーム
 
第1ピリオド、西田がドライブで切り込みダブルクラッチを決め先制点を決めると、大倉のミドルシュートや平岩のインサイドからのシュートで加点する。一方専修大は、アブ・フィリップ選手(3年)の高さを武器にゴール下から得点を重ねる。東海大は、専修大に連続得点を許したが、西田が残り3分にバスケットカウントを決めリードを保つ。ピリオド残り1分にセカンドユニットの鶴田美勇士(体4)、秋山皓太(体4)、寺嶋良(体3)、津屋一球(体2)、佐土原遼(体1)が出場。寺嶋が速攻で得点を決め第1ピリオドを2212で終える。


▲今大会優秀選手賞に選ばれた西田のドライブ
 
第2ピリオド、先ほどのセカンドユニットがスタートで出場。2-3のゾーンディフェンスで、相手のオフェンスの足を止めにかかる。相手が攻めあぐねている間に、鶴田がバスケットカウントを決めリードを広げる。勢いに乗った東海大は、寺嶋が中心となって速攻を仕掛け13点の差を広げたところで専修大がタイムアウトを要求。再開後、スタメンにメンバーを戻した東海大。大倉と八村がゴール付近でシュートを決め、4228で第2ピリオドが終了。


▲ドライブからレイアップで得点を重ねた寺嶋
 
第3ピリオド、八村のシュートでこのピリオドのファーストゴールを奪う。専修大は、これまでシュートの確率が悪かった盛實海翔選手(3年)が速攻で得点すると、続けざまに西野曜選手(2年)が速攻で得点し、10点差まで詰め寄る。これには、東海大もタイムアウトを取る。流れが左右する時間帯だけに、得点が欲しい東海大。再開後、24秒バイオレーション寸前に西田が3Pシュートを決め、差を広げる。このシュートに続き、大倉がファールを受けつつもタフショットを沈め、バスケットカウントを決める。ここからは、お互いが得点を取り合う時間帯になる。残り1分強には、平岩が放った3Pシュートがリングに吸い込まれ、点の取り合いから一歩リードする。ピリオド終了間際には、フィリップ選手の高いマークがあるなか、大倉が3Pシュートを決め6549で第3ピリオドを終える。



▲今大会MVPに輝いた平岩

第4ピリオド、八村のアシストから鶴田がゴール下でシュートを決める。その後、八村に代わって出場した佐土原のシュートで加点する。19点の差がついたところで、専修大がタイムアウトを取る。再開後、大倉、西田、八村、平岩、内田が出場。速いパスで相手ディフェンスを崩すと、最後は内田がミドルシュートを沈める。そのシュートにこたえるように、八村が相手シュートをブロックするなど、東海大の攻守がかみ合う。その後も内田が連続で3Pシュートを決めリードを広げる。残り1分を切ったところで、秋山、松浦翔太(体4)の4年生に加え、昨年のけがから関東リーグ戦から復帰した大倉龍之介(体3)が出場。最後は、鶴田がフリースローを2本とも決めきり試合終了。8870で勝利し、優勝を決めた。


▲得意のジャンプシュートを3本決めた内田
 
2013年から決勝の舞台に進むも3年連続で敗れ準優勝で終わり、昨年は5位で終わってしまったインカレ。2年ぶりの決勝の舞台でチームを優勝へ導いた陸川章監督(体育学部教授)は、「ベンチメンバーも含めて、ディフェンスで粘ることができ、そこからオフェンスにつなげられていた。チーム全員でつかんだ結果だと本当に思える」と話した。昨年から主力を務め、初の日本一となった西田は「次は、ディフェンスにもっと磨きをかけて、なおかつ3Pシュートの確率をあげていく」と次を見据えた。スタメンではないものの主将として、また4年生としてチームを鼓舞し続け、今試合では3Pシュート2本を含む8得点を記録した内田は、「強みであるシュートが入ってうれしかった。自分が主将としてやってきたことが、結果につながってよかった」と振り返った。関東大学選手権大会では6位、関東大学リーグ戦では1位、そしてインカレで1位と、チームとしての成長がよく見えた今シーズン。来シーズンも東海大のバスケである、「ディフェンスからの速攻」を引き継ぎ、更なる成長を成し遂げるだろう。


▲優勝に笑顔を見せたチーム
 
(取材:山野、白子、森田、増田 記事:森田 写真:森田)

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