【湘南校舎硬式野球部】首都大学春季リーグ戦 第2節 対日体大

『投打かみ合わず、勝ち点落とす』
 
412 首都大学春季リーグ戦 第1節 対日本体育大 
1回戦 @小野路球場
東海大 000 000 300 01=4
日体大 000 002 010 00=3
 
【打】
1 二 千野啓二郎(体4
2 中 宮地恭平(体4
  中 浅見豪志(体4
3 遊 杉崎成輝(体4
4 捕 海野隆司(体4)
5 右 藤井健平(体4)
6 左 平井練(体4)
7 三 串畑勇誠(体3
8 一 吉田元登(文1)
9 指 大野大樹(文4
 
【投】
原田泰成(体4
〇小郷賢人(体3)
 
【試合レポート】
全勝優勝に向け重要となる日体大戦。1回戦はお互いの意地がぶつかり合う展開となった。
東海大の先発投手は原田。初回の2死一、二塁のピンチを切り抜けると、5回まで無失点の好投を見せる。
打線は日体大先発の吉田投手の前に沈黙。5回まで1安打に封じ込まれてしまう。
白熱した投手戦の中迎えた6回、原田が2死一塁から連続適時打を浴び、2点先行を許す。
しかし直後の7回、東海大も安打と敵失で無死二塁のチャンスを作ると、6番の平井が右翼スタンドへ豪快な逆転3点本塁打を放ち、逆転する。

 



△本塁打を確信し、右手を上げる平井
2試合連続となる本塁打を放った平井は、「ランナーを進めるために引っ張ろうという意識で打席に入った。最高の結果になってくれて嬉しい」と打席を振り返った。この一発に安藤強監督(東海大職員)も、「信頼して打席に送り出している。一発で仕留める技術はさすが」と称賛した。
このまま逃げ切りたい東海大だったが、8回に原田が四球と安打で1死一、三塁のピンチを招くと、変わった小郷が暴投で得点を献上。同点に追いつかれてしまう。
9回は両チーム無得点で、今リーグ戦初の延長戦に突入した。
11回の表、1死から浅見が敵失で出塁し、勝ち越しのチャンスを迎える。2死後、4番の海野が打った打球は左中間へ。一塁走者の浅見が快足を飛ばしてホームを駆け抜け、勝ち越し点を奪った。殊勲の適時二塁打を放った海野は、「直球を狙っていた。日体大は投手がいいと聞いていたから少ないチャンスをものにしないとなと思い打席に立った」と語った。
 



△頼れる4番の一打が勝利へ導いた。
最後は小郷がピンチを作りながらも無失点に抑え勝利。3連投ながら3回と3分の2を自責点0に抑え、「連投の疲れはあったが、絶対に点を取ってくれると思いながら投げた。厳しいところで投げるのが自分の役割で、このポジションがあってると思う」と充実感を口にした。
 



△力強い投球で勝利を呼び込んだ小郷
安藤監督は、「相手よりヒットが少ない中で勝ち切れたのは大きい。投打に粘りが出てきた」と手ごたえを語った。
 
2回戦 @小野路球場
日体大 000 000 210=3
東海大 001 000 000=1
 
【打】
1 二 千野啓二郎(体4
2 三 串畑勇誠(体3
3 遊 杉崎成輝(体4)
4 捕 海野隆司(体4
5 右 藤井健平(体4
6 左 平井練(体4)
7 中 浅見豪志(体4)
  打 小松勇輝(体1)
8 一 吉田元登(文1)
9 指 大野大樹(文4)
  打指 半情冬馬(体2
 
【投】
●山崎伊織(体3)
小郷賢人(体3
 
【試合レポート】
2回戦もロースコアのゲームとなった。
この試合の先制点を奪ったのは東海大。3回に先頭の千野が安打で出塁すると、串畑が犠打で送り、杉崎が直球を右前にはじき返し、2塁走者の千野が生還した。前日の1回戦で4三振とブレーキだった杉崎は、「昨日打てていなかったから何としても打とうと思っていた。タイミングの取り方をシンプルにしたことが良かった」と話した。
 



△適時打を放った杉崎
先発投手の山崎は走者を出しながらも、決定打を許さずに6回まで無失点に抑える。しかし1点リードで迎えた7回、2死二塁から痛恨の逆転2点本塁打を浴びてしまう。8回にも1点を失ったところで交代。「失点しても切り替えていこうと思っていたが、追加点を奪われてしまった」と悔しさをにじませた。
 



8回途中3失点の力投を見せた山崎
2番手のマウンドには4連投となった小郷が上がり、逆転を信じて投げ込んだが、最後まで日体大投手陣を攻略できずに敗戦。
試合後安藤監督は、「山崎は過去最高のピッチングだった。先制点を取った後にたたみかけられなかったのが痛かった。ストライクゾーンの直球を仕留められないとこうなってしまう」と12残塁とつながりを欠いた打撃陣に奮起を促した。
 
3回戦 @スタジアムひらつか
東海大 100 000 000=1
日体大 300 002 03×=8
 
【打】
1 二 千野啓二郎(体4)
2 三 串畑勇誠(体3)
  打 植村祐介(体4)
3 右 藤井健平(体4)
4 捕 海野隆司(体4)
5 指 杉崎成輝(体4)
6 左 平井練(体4)
7 中 荒木裕也(体4)
  打 戸慶(体3)
  中 竹内紘生(体2)
8 一 吉田元登(文1)
9 遊 半情冬馬(体2)
  打 小松勇輝(体1)
 
【投】
●松山仁彦(体3)
原田泰成(体4)
山崎伊織(体3)
 
【試合レポート】
勝ち点の行方が決まる第3戦、先行の東海大は初回に杉崎の犠飛で先制する。
 



2試合連続打点を挙げた杉崎
先発投手はリーグ戦初先発の松山。初回、1死から2者連続四球を与え、相手4番打者に3点本塁打を浴びてしまう。「点を取ってもらったあとだったから3人で行きたかった。厳しいコースに投げることを意識しすぎてカウントを悪くして、ストライクを取りに行ったボールを打たれてしまった」と悔やんだ。
 



△松山のリーグ戦初先発は苦しいマウンドになった。
打線はこの日も日体大投手陣を攻略できない。安藤監督は、「なかなかこちらの攻撃リズムにならなかった。打線にいやらしさがなく、今までやってきたことが出来ていない」と苦言を呈した。2番手の原田、3番手の山崎もそれぞれ失点し、終わってみれば8失点の大敗。
試合後、主将の長倉蓮(体4)は、「完全に力負け。リードを許すとチーム全体の雰囲気が落ちてしまう」と反省点を語った。
リーグ戦の行方を占う第2節で勝ち点を落とし、早くも自力での優勝がなくなったが、長倉は、「ここでしっかりチームを締め直す。運も味方につけて残りの全試合勝つ」と前を向いた。
(取材=南雲、宮原 記事、写真=宮原)

コメント

非公開コメント

プロフィール

TOKAISPORTS

東海スポーツ編集部の公式ブログです!東海大に在籍している学生が、東海大運動部の試合結果や特別企画などを通して選手の活躍を発信しています!

【問い合わせ先】
tokaisports.official@gmail.com

※当団体が撮影した写真の転載及び二次利用は禁止となっております。

月別アーカイブ