王者を返り討ち
真の日本一を決める無差別大会に、本学の太田彪雅(体4)が出場した。2、3回戦を順調に突破すると準々決勝の相手は昨年王者の原沢久喜選手(百五銀行)だ。しかし積極的に技を仕掛け、攻めの姿勢を見せる。投げられそうな場面もあったが堪えて原沢選手の力を利用してぐらつかせた。
決着はゴールデンスコア(延長戦・以下GS)に突入し、この時点で太田は指導2を受けて劣勢な状況だった。「途中から夢中になって実はあまり覚えていない…」と話すほど集中力を発揮。互いにスタミナも消耗し、原沢選手にも指導を2つ与えられた。一瞬の隙をつき、素速い袖釣込腰で勝利。
会場は大きな歓声と驚きと拍手に包まれた。「思うようにさせない、原沢さんが嫌だと思うことをしなければ」と考えていたという。勝利が決まった瞬間は、「このまま絶対優勝してやろう」と気持ちも上々だった。
準決勝の加藤博剛選手(千葉県警察)との試合は巴投を避けた際、着地に失敗し左内側の足を負傷。思うように動かせず敗れ、3位となった。
☆昨年王者に勝利し会場を沸かせ、今後の国際大会にも期待されます。大学界を越えてシニアの世界でも活躍する太田選手に注目です!(吉倉)
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