【湘南校舎男子バスケットボール部】関東大学選手権大会コラム 寺嶋良

好守でチームを救った寺嶋
「ディフェンスは絶対に崩さないように」
 
4月30日 関東大学選手権大会5回戦 対慶應義塾大 @駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場


▲ポイントガードとしてボールをコントロールした寺嶋
 
今シーズン初の公式戦となった関東大学選手権大会。公式戦全タイトル制覇を狙い、良い勝ち始めをしたいチーム。新チームになり主将に就任した寺嶋良(体4)は、「自分を犠牲にしてでも優勝し続けたい」と力強く話した。今大会初戦は、4回戦を30点以上の差で勝ち上がった慶應義塾大との一戦となった。


▲勢いのあるプレーを見せた
 
第1ピリオド、寺嶋は残り4分で副主将の春日恒太郎(体4)と出場。2選手とも昨シーズンから流れを変えるシックスマンとしての出場機会が多い。「自分たちのアイデンティティであるディフェンスを崩さないように意識していく」と寺嶋。ディフェンスでは、さすがの仕事人ぶりを披露。しかし、前半の得点はフリースローの2得点にとどまった。


▲得意のディフェンスを前面に発揮した
 
第3ピリオド、「自分たちのディフェンスを上回る勢いで攻め立てられ、タフショットを沈められてしまった」と話したように、慶應大の主将山純選手(4年)に3Pシュート2本を含む12得点を決められる。「積極的に狙ってくるのはわかっていたが、想定以上だった。リバウンドの面でも隙が生まれたので、次戦から気を引き締めていかなければいけない」と続けた。
 
「相手にかけるディフェンスのプレッシャーを強めたのがよかった。守備の強度をあげると相手の走り出しも遅らせられるので、ディフェンスから速攻につなげ、イージーシュートを作り出せた」
 
そう振り返ったのはピリオド終盤。バスケットボール選手としては決して大きくはない179㌢の寺嶋がゴール下に飛び込みオフェンスリバウンドからバスケットカウントを決めると、勢いに乗った寺嶋はその後の守備で相手のターンオーバーを誘発。1分間で5得点し、チームの雰囲気を一変させた。


▲スティールからゴールへ素早く攻めた
 
第4ピリオドでは、スターターとして出場した寺嶋はまたも連続での速攻でレイアップを沈めリードを広げた。チームは逃げ切り9079で今シーズン初の勝ち星をつかんだ。
 
昨年度、インカレ優勝を成し遂げたチームとは当たり前ながらメンバーが変化し、合わない部分もあるのではと聞くと、「連携のミスが出たとしても、そこもディフェンスでカバーする。ディフェンスはオフェンスより合わせやすいので」と前向きな回答。


春日とともにチームに流れを引き込んだ
 
次戦は2年前、同大会で対戦経験がある明星大との対戦が決まった。「次戦もディフェンスを継続させて、3Pシュートも今まで以上に狙っていく。得意なプレーをどんどん増やしたい」と次戦へ意気込んだ。攻守ともに安定した寺嶋のアグレッシブなプレーに期待したい。
 
(取材:白子、森田 記事:森田 写真:森田)

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