【湘南校舎陸上競技部駅伝チーム】東京箱根間往復大学駅伝競走

『箱根駅伝連覇を狙うも悔しい2位』

1月2、3日 東京箱根間往復大学駅伝競走
@東京・読売新聞社前〜箱根・芦ノ湖
合計10区間217.1㌔
(往路5区間107.5㌔ 復路5区間109.6㌔)

【エントリーメンバー】
1区 鬼塚翔太 1時間1分23秒 区間4位
2区 塩澤稀夕 1時間7分13秒 区間7位
3区 西川雄一朗 1時間2分21秒 区間6位
4区 名取燎太 1時間1分37秒 区間2位
5区 西田壮志 1時間12分4秒 区間7位
6区 館澤亨次 57分17秒 区間1位(区間新)
7区 松崎咲人 1時間3分3秒 区間3位
8区 小松陽平 1時間4分24秒 区間1位
9区 松尾淳之介 1時間9分55秒 区間8位
10区 郡司陽大 1時間9分8秒 区間3位
東海大 10時間48分25秒 総合2位
(復路成績 5時間23分47秒 復路優勝)


【試合レポート】
1月2、3日、東京都・大手町から神奈川県・箱根町の10区間217.1㌔を駆ける東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が行われ、連覇を狙った東海大は惜しくも総合2位となった。また、大会新記録で復路優勝を手にした。


3年連続で1区起用となったのは鬼塚翔太(体4)だ。今年は序盤から例年よりも速いペースでレースが進んだ。鬼塚は常に先頭集団の前方に位置取り、7.8㌔付近の新八ツ山橋で少し仕掛けたがそれでも集団はくずれなかった。18㌔付近の六郷橋で集団のスピードが切り替わり、創価大の米満怜選手(4年)が飛び出し、着いていく鬼塚。最終的にはトップの創価大と10秒差の4位でタスキをつないだ。

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▲1区・鬼塚


「花の2区」を任されたのは、箱根駅伝初出場となる塩澤稀夕(体3)だ。駅伝副主将をしている塩澤は東海大駅伝チームの次期エースとの呼び声も高い。2区の1㌔付近では創価大、國學院大、日体大、東海大の4チームが集団となって走行。2㌔付近では追いついてきた青山学院大、中央学院大、早稲田大の3チームも加わり計7チームの集団ができた。15.3㌔付近の権太坂に差し掛かるころには早大、東海大、青学大、國學大、創価大の5チームにまで絞られ、1位争いが激化。塩澤も先頭を走り虎視眈々と仕掛けるタイミングを狙っていた。22㌔後半付近で青学大の岸本大紀選手(1年)が飛び出し、他の選手を置き去りに。塩澤は粘り、トップ青学大との差は2秒の3位でタスキリレーを行った。

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▲2区・塩澤


3区は2年連続で西川雄一朗(体4)が務めた。西川は塩澤と同じく駅伝副主将を務めており、今季は駅伝主将の館澤が不在の中チームをまとめてきた。今季は出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝と学生三大駅伝のすべてを走った。大学最後の駅伝となった箱根駅伝で西川は、しばらく帝京大と並走し、最終的にはトップ東京国際大と2分11秒差の5位で次へタスキをつないだ。

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▲3区・西川


前を走る帝京大と33秒差でスタートした東海大は、4区に全日本大学駅伝MVPの名取燎太(体3)を起用した。名取は区間記録を上回る走りで前の選手たちを追い、9.1㌔付近の二宮町ではトップ東国大との差を1分40秒まで詰めた。15.2㌔付近には帝京大に追いついて並走。小田原中継所に近づくにつれ4位争いが激しくなり、名取が競り勝つ形で5位帝京大とは1秒差。トップ青学大とは1分58秒差の4位で往路最終区間へ突入した。

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▲4区・名取


山上りの5区は前回大会5区区間2位の快走を見せた西田壮志(体3)が今年も抜擢された。しばらく帝京大と並走していたが、4.5㌔過ぎに本格的な上りに入って西田がギアチェンジし帝京大をおきざりに。8.4㌔付近では前を走っていた東国大も抜き去り順位を3位まで押し上げた。順調に箱根・芦ノ湖へ向かっているように見えた西田だが、右の脇腹を抑えるしぐさを見せるようになり、徐々に前のチームとの差が開いた。最終的には往路優勝した青学大と3分22秒差の往路4位でゴール。総合優勝に向けて復路に希望を託した。

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▲5区・西田


トップの青学大と3分22秒差でスタートした6区。山下りを任されたのは主将の館澤亨次(体4)だった。序盤から突っ込み、最初の500㍍で3位の東京国際大を抜き去り、5㌔地点でトップ青学大との差を2分37秒まで縮めた。区間記録より40秒以上速いペースで9㌔地点を通過。故障により今年度は出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに出場できず、苦しい1年となった。最後の箱根駅伝、チームの思いを背負いすべてを懸けて走る主将の姿がそこにはあった。最終的に青学大との差を2分21秒差まで詰め、57分17秒の区間新記録でタスキをつないだ。

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▲6区・館澤


館澤に背中を押されスタートを切ったのは期待のルーキー松崎咲人(体1)。2.1㌔地点で前をいく國學院大を捉えると、そこから約10㌔併走を続け、12.5㌔で抜き去り2位に。一年生ながら区間3位の冷静な走りで青学大との差を2分1秒にまで縮めた。

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▲7区・松崎


8区は昨年22年ぶりに区間記録を更新し大会MVPを獲得した小松陽平(体4)が出走した。昨年自身が逆転した区間で、今年は必死に前を追った。自らの区間記録を塗り替えることはできなかったが、1時間4分24秒で2年連続となる区間賞を獲得。4年生らしい粘りの走りを見せた。

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▲8区・小松


当日変更で9区を出走したのは松尾淳之介(体4)。3度目となった箱根駅伝で初の復路を任された。小松から受けたタスキを同じく4年生の郡司につなぐため、全力で前を追った。

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▲9区・松尾


昨年優勝のゴールテープを切った郡司陽大(体4)が2年連続でアンカーを務めた。歯を食いしばりながら懸命に前を追うも、青学大が優勝。青学大のゴールが両角速監督から伝えられると、郡司はさらにペースを上げ最後の箱根路を全速力で駆け抜けた。最後は笑顔でゴールテップを切り、チームメートに向かって「ごめん」と手を合わせた。走り終えた郡司を迎えたのは主将の館澤と副主将の西川。4年間苦楽をともにした同期を前に郡司の目から涙が溢れ出た。2人は優しい笑顔で郡司を支えた。

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▲10区・郡司


〈両角速駅伝監督の話〉
「『箱根駅伝連覇』という目標を掲げてこの1年やってきました。昨年度箱根で優勝して、多くの戦力を残した上でどうやって応援してくださる方々の期待に応えるか、学生の力をどうやって伸ばそうか日々考えていました。その中でアメリカ合宿などさまざまな取り組みを行いました。箱根駅伝ではいい気候に2日間恵まれ、選手たちもほぼ思い通りに走ってくれました。結果としては去年の優勝記録を上回ることができましたし、復路優勝もできました。しかし青山学院さんの圧倒的な力を見せつけられ、優勝してさらに上を目指さなければ勝てない時代に突入したのだなと感じています。その中で今日の館澤の走りがヒントをくれたのではないかと思っています。彼は今シーズン苦しい思いをしたけれども、それをもろともしない力強い走りでした。前半から積極的に突っ込んでいき、中盤は粘り、最後もしっかりと走りぬいた。それが区間新記録につながったのではと思います。普通であれば弱気になってしまうところを強気で行けた。おそらく彼の中には、助けてもらった多くの人に恩返しをしたいという思いがあったのだと思います。そこに勇気というものを感じました。これからもっと勝ちにこだわって、勇気をもって挑戦して再び箱根駅伝の覇者となれるように頑張っていきます」


箱根駅伝を終えて黄金世代と呼ばれる4年生が引退し、チームは新体制がスタートした。令和の常勝軍団へ―――。チームはさらなる高みを目指して走り続けていく。


(取材、記事:大澤、羽吹)
(写真:東海スポーツ編集部一同)

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