【湘南校舎女子バレーボール部】秋季関東大学リーグ戦代替大会第11日目 青山学院大戦 「ストレート勝利!いざ全日本インカレへ」

ストレート勝利!いざ全日本インカレへ

秋季関東大学リーグ戦代替大会第11日目vs青山学院大
3‐0(25-22.25-19.25-16)

【スターティングメンバー】
(サーブローテーション順)
#27中川つかさ(体2) (セッター)
#29宮部愛芽世(体1) (レフト)
#19伊藤麻緒(体2) (センター)
#22山下晴奈(体2) (ライト)
#30佐々木遥子(体1) (レフト)
#10横田紗椰香(体3) (センター)
#26川畑遥奈(体2) (リベロ)

【途中出場選手】
#7菊池杏奈(体4) (セッター)
#28長友真由(体1) (サイド)
#35吉田鈴奈(体1) (リベロ)

【試合レポート】
 新型コロナの影響で例年より遅れてスタートしたリーグ戦代替大会もいよいよ最終戦。11月30日から12月6日まで行われる全日本大学選手権大会(全日本インカレ)前の最後の試合となるこの青山学院大戦は、良い形で勝利し、全日本インカレへ弾みをつけたい試合であった。それは相手である青山学院大にとっても同じ事で、試合前のアップから両チームともいつもに増して、緊張感が漂っていた。
 相手のサーブミスから始まった第1セット。ラッキーな形で先制点をあげるが、青山学院大の両サイドから放たれるスパイクや東海大のスパイクを阻む二枚ブロックに苦戦し、3連続得点を許す。だが、東海大も佐々木の巧みなフェイントと伊藤のサービスエースでブレイクし、すぐさま1点差まで詰め寄る。そのまま同点、逆転と一気にいきたいところであったが、青山学院大も負けじとブレイクし、なかなか追いつくことができない。取って取られてを繰り返し14‐16と、先制点以降、一度もリードを奪えないまま第1セットは後半戦へ。横田のクイックで15点目、青山学院大がこのセットで初めてスパイクアウトというミスを犯し、16点目を獲得すると、今季初スタメンの佐々木がサービスエース。17‐16とついに逆転に成功する。この3連続得点で勢いづいた東海大は、21‐21からも伊藤、山下のスパイク、相手のミスで再び3連続得点をあげ24‐21。その後、1点を失うも、横田がクイックを決め、25‐22で第1セットを取った。

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▲サービスエースでチームを勢いづけた佐々木

 伊藤のクイックでの得点で始まった第2セットは、序盤から互いに点を取り合う五分五分の展開となる。連続得点で流れを手繰り寄せたい東海大は、13‐13から横田、伊藤、宮部のスパイクで16‐13とし、勢いに乗る。勢いに乗った東海大を止めようと、タイムアウトを要求し、体勢を立て直す青山学院大であったが、東海大は16‐14から宮部のスパイクや中川のサービスエースなどで再び3連続得点をあげる。ここで完全に流れをつかんだ東海大は、セット終盤も試合を優位に進める。最後は宮部のレフトからの強烈なスパイクが相手コートに突き刺さり、25‐19。セットカウント2‐0とし、勝利に大手をかけた。

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▲安定感のある攻撃を展開する宮部

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▲サービスエースを奪った中川

 第2セットと同様に、立ち上がりから点を取り合う展開となった第3セット。サイドからの攻撃で得点をあげる青山学院大に対し、サイドを展開しつつも横田、伊藤のセンター線から攻撃を仕掛ける東海大。12‐11と一進一退の攻防が続くが、佐々木が二枚ブロックを力強いスパイクで打ち抜いたり、横田がブロードで得点をあげたりするなどで、15‐11と、このセット初めての3連続得点を獲得する。その後も得点を重ね、18‐14とすると、19点目となる横田のブロードから、宮部の一枚ブロック、相手のミス、伊藤、山下のサイドからのスパイクで5連続得点をたたき出し、23‐14と青山学院大を一気に突き放す。最後は、レフトから山下が相手の二枚ブロックを打ち抜いて25点目をあげ、25‐16で第3セットを取り、ストレート勝利を飾った。

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▲ブロードやクイックで得点を量産した横田

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▲スパイクを決め、声をあげる山下(中央)

【試合後インタビュー】
中川つかさ

・青山学院大戦を振り返って

「声をかけて前後左右で連携を取り、前回の日本女子体育大戦よりも攻めることができた。でも、センターを上手く使うことができなかったので、レセプションからだけではなく、*トランジションアタックからの攻撃も増やし、センターを上手く使って相手を崩していきたい」
*トランジションアタック:サーブを受けて切り返すレセプションアタックと違って、相手の攻撃を防いだあと、すぐに攻撃に転じること。
引用:Vリーグ公式ホームページより

・青山学院大に対しどのような攻め方を考えていたのか

「とにかく声をかけることと、ブロック、レセプションの準備を早くすることを考えていた。実践することはできたが、それは最低ライン。自分たちはもっと上を目指しているし、まだまだできると思っているので、実践するだけでは足りない」

・大会での収穫

「チームとして、ダメな時こそお互いの目を見て失敗や上手くいかない事から背を向けない事。攻める時、我慢する時と場合によって全員が共通理解をする事が大事ということを試合を通して学んだ。個人としては、失敗を恐れずに思い切って攻める事や、『勝つ』、『ボールを落とさない』、『攻める』など強い気持ちをもちそれを全面に出す事、また全面に出す事の難しさを感じた」

・全日本インカレに向けて

「2週間で技術を上げるのは難しい。なので、気持ちの面とをチームとしても、個人としても強化していきたい。全日本インカレでは、自分にできることを全力でやるだけ。限界なんて試合が終わるまでないと思うので、お互いが求め合い、良いものを作り、悔しい思いや悔いの残らない大会にしたい」

宮部愛芽世

・青山学院大戦を振り返って

「相手のマークにあい、序盤は自分の思うようなプレーができなかったが、味方のサポートのおかげで終盤は攻撃でチームに貢献することができた。また、レセプションを上手く返せたことも良かったと思う」

・第3セット終盤に見せた一枚ブロックについて

「とにかくリードブロックで相手のスパイカーについて行くことを第一に考えていて、自分の中では思いがけない一本だったので私自身が一番驚いた」

・大学生となって初めての大会を終えて

「リーグ戦を経験できたことが、私の一番の収穫。毎週末にコンディションを調整しなければいけないことも、負けてからの気持ちの切り替えをしなければいけないこともとてもいい経験になった」

・全日本インカレに向けて

「スパイカーである以上、貢献度が一番求められていると思うので、ただ点を決めるだけではなく、チームの良い流れを作る一手、悪い流れを断ち切る一手となれるよう様々な場面に応じた練習を積んでいく。また、個人的に全国大会は何度も経験しているので『場慣れしている』という点でもチームの力になれるはず。誰よりも全力で楽しみたい」

藤井壮浩監督(体育学部准教授)

・大会を振り返って

「新型コロナの影響で準備期間も少なく、4年生が教育実習で試合に出られなかったりと大変な環境下の中であったが、選手たちはよくやってくれたと思う。プレーや連携などの細かい点は全日本インカレまでに詰めていきたい」

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▲試合後、笑顔でハイタッチを交わす選手たち

☆11月30日から12月6日まで全日本大学選手権大会(全日本インカレ)が行われます。東海大の初戦は、12月1日、第1試合(10:00~)より岐阜協立大と千里金蘭大の勝者と対戦します。また、湘南校舎男子バレーボール部も女子部と同日時より福島大と専修大の勝者と、札幌校舎男子バレーボール部は11月30日、第2試合より仙台大と対戦します。男女部ともに、応援よろしくお願いします!

(記事・写真:新村靖貴)

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