【湘南校舎アメリカンフットボール部】秋季リーグ戦

耐えるシーズンを連勝で締めくくり 4年生が見せた集大成

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▲久しぶりの試合に挑んだチーム

関東大学2部秋季リーグ戦

今シーズンは、新型コロナウイルス感染症の流行によりこれまでの生活から一変したシーズンとなった。湘南アメリカンフットボール部も例に漏れず、毎年開催されていた定期戦を含む春季オープン戦中止に始まり、練習も思うようにできない日々が刻々と過ぎて行った。

昨シーズン通りの状況とはいかなかったが、秋季リーグ戦が10月から開催された。昨シーズン入れ替え戦で明治学院大に敗戦し、2部リーグへの降格となったチームは今シーズン2部Aブロック第1グループで4戦をこなし順位決定戦へ進む5試合が予定されていた。順位決定戦が最終戦となるため、BIG8への昇格は叶わないものの全勝しリーグトップでシーズンを終えることがチームの最大目標となった。

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▲全勝でシーズンを終えたいチーム

シーズン初戦となった筑波大との初戦は、第1クォーターこそ攻め切れない時間が続くも、第2クォーターにパスを受けた田口舞樹(体2)がタッチダウンで得点すると、その後石川悠介(工3)がフィールドゴールに成功し、10-0と先行。クォーター終盤にもタッチダウンで得点し、17-0でハーフタイムを迎える。

後半に入ると、第3クォーター終盤にタッチダウンで初失点を許すも、第4クォーターにフィールドゴールで取り返し、26-6で今シーズンの初陣を勝利で終えた。続く東京学芸大戦、東京農業大戦は、対戦校の都合により不戦勝となりグループ戦は勝ち数の影響もあり1勝0敗の2位で終えることとなった。

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▲失点後も果敢に攻め続け得点したオフェンスチーム

迎えた12月13日の順位決定戦は2部Aブロック第2グループを2位で終えた防衛大と対戦となった。東海大は、ここまでの実戦が1試合のみかつその試合も11月上旬に行われたもので、順位決定戦まで1ヵ月と半月空いた状況だったことに対し、防衛大は2試合をこなし11月28日にグループ戦最終試合を終えているなど試合慣れやコンディションではやや不利な試合となった。

試合は東海大のキックから始まり第1クォーター序盤は流れをつかむ。しかし残り2分から防衛大が東海大のミスからオフェンスにつなげ3得点し、0-3で第1クォーターを終える。

第2クォーター、RBの要である小菅駿太(体4)がランで敵陣まで駆け抜ける。このプレーから得点にはできなかったものの、ディフェンスチームが防衛大オフェンスをしのぎ切りオフェンスにつなげると、QBの平岡祥貴(文社3)からのパスを杉渕宏樹(教2)が受け取りそのままエンドゾーンに持ち込みタッチダウン。その後のボーナスでも加点し、7-3で前半を終える。

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▲今試合でもパスが冴えた平岡(中央)

後半、防衛大は好守から流れを引き込むと、第3クォーター残り5分強に4thダウンからフィールドゴールを決め3得点し1点差に迫る。対して東海大は防衛大からのキックからレシーブし前進すると、オフェンスチームがランとパスで敵陣に侵入しWRの島田哲也(文4)が相手ディフェンスにつかまれながらもタッチダウンを決め得点に成功。その後のボーナスでのキックで加点し、14-6で最終クォーターへ進んだ。

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▲得点後チームメイトと喜ぶ島田(中央)

第4クォーター、防衛大が1stダウンを獲得するなど徐々に前進すると、東海大ディフェンスチームは相手の動きに対してファウルを犯し、相手に前進させてしまう。エンドゾーンから数ヤードまで獲得され、あわや失点と思われたが相手のパスをインターセプトした福岡雅也(文4)がそのままフィールドを走り抜けタッチダウン。その後のボーナスでは相手の隙をつきプレーで2得点し、22-6でシーズン最終戦を勝利で締めくくった。

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▲好ディフェンスからインターセプトした福岡(中央)

「坂神がいなかったらダメだった。何度もチームを鼓舞してくれた」

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▲戦況を見つめる中須賀監督

未曾有の年となった今シーズン最終戦を終え、中須賀陽介監督は主将の坂神についてそうコメントした。坂神にとって高校からアメリカンフットボールを始め7年目となった大学最終学年は、これまで以上に過酷なシーズンとなった。

これまでであれば春季オープン戦を行っている4月から7月までの間、試合はもちろん練習もままならない状況だったチーム。主将としての仕事はコミュニケーションを取るところから始まった。「(自粛期間中)直接会えることが出来なかった期間は、全員に電話などで顔を合わせ、コミュニケーションを取り続けた。2試合ともチームが一丸で戦えたことは自粛期間での取り組みが実を結んだ」と振り返った。

ディフェンスチーム全員で取ったタッチダウン

DBとしてディフェンスを支えてきた坂神は、同じDBの福岡が試合終盤に決めた好守からの劇的なタッチダウンを、『ディフェンスチーム全員で取った得点』と表現した。

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▲タッチダウンを決めた福岡(中央)とともに喜ぶ坂神(右)

今シーズンはこのコロナ禍に耐え、それぞれがやるべきことに取り組んだ1年となった。福岡が決めた今シーズン最後のタッチダウンはまさにシーズンの集大成のような得点となった。相手オフェンスに攻め立てられ、残り数ヤードまで前進されたところから粘りきり、相手のパスを見逃さずにインターセプト。もちろん奪った福岡だけではなく、坂神を中心に全員が体を張って相手のパスコースを限定したこと大きい。耐えて、耐えて、わずかなチャンスをものにして得点につなげる。まさに今シーズンを象徴するような得点になった。

「自分はプレーする中で最後まであきらめないという気持ちがあったので、それが1番できた試合だった。最後得点できたことは勝つことよりも嬉しかったし、いい思い出になった」(坂神)

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▲試合中チームに声をかける場面も見せた坂神

最後に大学4年間を振り返ってもらうと、「今年もそうだったけれど我慢の4年間だった。1年生から諦めずに続けてこれたことが大きな力になった。最後のシーズンで主将としてチームをまとめて最後連勝して終わることができたことはこれからの自信になった」と笑顔を見せながら語ってくれた。

苦しいシーズンを耐え抜いた4年生は次のステップへと進み、4年生の姿を見た下級生は今シーズンの経験を糧に先輩から託されたBIG8昇格を果たしたい。

(取材:森田、塩澤 写真:森田 記事:森田)

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