【湘南校舎アイスホッケー部】関東学生選手権大会 第4戦 「リベンジは持ち越し、秋の大会を見据える」

「リベンジは持ち越し、秋の大会を見据える」

4月25日(日)
関東大学選手権大会 第4戦 vs専修大 @ダイドードリンコアイスアリーナ

【登録メンバー】
GK35大野 智央(体3)
GK32六尾 陽(体4)
DF10朴 志容(体1)
DF11佐々中 健人(文3)
FW14谷 圭介(体3)
FW24宮脇 怜央(文3)
FW19古舘 叶夢(体3)
DF16林 和也(工2)
DF 9寺地 智哉(政3)
FW34片岡 洸太(法4)
FW17高橋 佑太(文4)
FW15西村 航汰(体2)
DF 5 Oh Woojin(体2)
DF13古屋 和聖(体1)
FW23田中 郁弥(体3)
FW29大村 淳也(体4)
FW 7早坂 将利(工4)
DF12斎藤 優輝(工1)
FW 8矢野 琉斗(体1)

【試合レポート】
2019年に行われた同大会から、4回の敗戦を喫している専修大との対戦。序盤から、専修大の猛攻を受け0ー2と、東海大は苦しい展開で第1ピリオドを終える。第3ピリオドでは東海大のペナルティが続く中、追い打ちをかけるように専修大が追加点を決め込む。その後1点を返上したものの、結果は1-3と苦汁を味わい、リベンジは持ち越すこととなった。

第1ピリオド序盤、東海大側はペナルティーによる退場で、人数的に不利な状況へ(キルプレー)。その隙を狙った専修大はパックを占有、開始3分で先制点を決める。挽回を図りたい東海大は、パックを積極的に狙い、コートを広く使いながら素早いパス回しを試みる。しかし、相手の堅いディフェンスに阻まれ、自分たちのペースをつかむことができない場面が続く。東海大は攻め切ることができず0-2で第1ピリオドが終了する。

続く第2ピリオドでは、依然も相手リードで試合が展開。相手の猛攻を受けるものの、GK大野智央(体3)がシュート14本を全て防ぐ好セーブを見せつける。東海大は第1ピリオドよりシュート数を6本増やしたが、得点にはつながらず試合は最終ピリオドへ。
S__224911364.jpg △高い守備力を見せた大野

追う東海大は果敢に相手コートへパックを運び、攻撃の機会をうかがう。負けじと相手も積極的に攻め入り、白熱した展開が続く。その中、試合が動いたのは51分。相手との感情的な接触によりペナルティを連発してしまった東海大は、3on4でまたもキルプレーと苦しい場面へ。その10秒後、勢いに乗った相手の攻撃により守備が打ち破られ0-3。この時点で試合は残り9分と、体力的にも精神的にも辛い時間となるが、ここから東海大は息を吹き返す。5on5に戻ってからの試合は、東海大が果敢に攻め、これまでのピリオドよりも専修大からパックキープの時間を奪う。

このまま互いに譲らない状況で試合が残り4分弱となる中、東海大にチャンスの瞬間が。自陣側で相手からパックを奪うことに成功し、FW片岡洸太(法4)らを中心に相手ゴール付近まで接近。FW大村淳也主将(体4)からつながったパスは、FW高橋佑太(文4)へ。パックを受け取った瞬間、スティックを振ってゴールを狙った高橋のシュートは、相手守備の隙間を縫うように通過し、ゴールネットを揺らした。ここでようやく東海大に笑顔が戻る。
S__224911365.jpg △自陣から相手コートまでパックを運ぶ片岡

S__224911362.jpg △得点後、笑顔の東海大

しかし、その勢いのまま逆転、とはならず、1-3で敗れた東海大。最終ピリオドのシュート数は11:9と専修大よりも多く、積極的に攻めの姿勢を見せたものの、専修大へのリベンジは持ち越しとなった。
S__224911366.jpg △果敢にゴールを狙う大村

試合終了まで諦めず挑んだだけに、試合終了後は悔しさをにじませる表情も多かった東海大。しかし、会場を出る頃には、次戦の順位決定戦に向けて気持ちを切り替える選手たちの姿を見ることができた。


そして、5月8日(土)、今大会の最終戦となった11位決定戦は青山学院大との一戦、波乱の試合となった。

第1ピリオドはペナルティが目立ったものの、0-0。第2ピリオド序盤、相手のペナルティにより人数的に有利な状況(パワープレー)になり、「試合前の練習から調子がよく、絶対に得点を決めてやろうと思っていた」と話すFW田中郁弥(体3)がすかさず先制点を決める。その6分後攻めの東海大は、FW大村による相手の意表をついたパスが田中に渡る。田中はゴールまで直線を描くほどの正確なシュートを放ち、東海大に追加点。

ここまで東海大リードで展開された試合だったが、第3ピリオドでは相手のパワープレーで合計3点が取られ逆転されてしまう。東海大は一気に焦る展開となるが、残り2分でFW谷 和也(体3)が粘りの3点目を決め、同点に。試合はペナルティーショットシュートアウト(PS)による延長戦での勝負となった。

PSの攻防戦の末、試合が決まったのは3回目。先攻の東海大は主将のFW大村が、相手GKの股下をくぐらせるシュートで成功。後攻の相手から放たれたシュートはGK大野のセーブにより阻まれる。東海大はPSを制し、この最終戦を4-3で勝利し、最終順位を11位で大会の幕を下ろした。

この日、大活躍を果たした田中は、「焦る場面もあったが、チーム全体で攻めることができたことが勝利につながった」と、試合を振り返った。主将の大村は、「今日の試合で勝ち切れたことを自信にして、秋に行われる関東大学リーグ戦に挑む」と意気込んだ。

(写真・記事:三村 果凜)

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