東海スポーツ編集部プレゼンツ!特別企画 『2年生特集』 ⑨第9弾となる湘南校舎女子柔道部からは、6月に行われた東京学生優勝大会で存在感をアピールした佐藤星麗七(体2)をピックアップ!
佐藤星麗七(体2) 全国高校総合体育大会(インターハイ)準優勝、関東高校柔道大会優勝など高校時代から華々しい経歴を持つ佐藤星麗七(体2)。

△練習中の佐藤(写真提供=湘南校舎女子柔道部)
東海大入学後は新型コロナの影響を受け、大会の延期・中止が続いた。今年度6月6日に行われた東京学生優勝大会(団体戦)が佐藤の入学後初の公式戦となり、チームは優勝。佐藤はチームの勝利に貢献し、存在感を見せた。「約2年ぶりの試合且つ初の公式戦ということもあり緊張した。練習してきたことは出せたので良かった」と振り返る。
佐藤が東海大に進学を決めた理由の一つは、”勝つための環境”が整っていることだという。「高校時代、出稽古に訪れた際に先生方が学生のために尽くしている姿、先輩後輩関係なくみんなでぶつかり合う姿に惹きつけられた。勝つために頑張っている東海大で戦いたいと思った」と話す。また、「高校の頃よりも”自分で考える力”が重要で、大学では臨機応変なプレーが求められる」という。高校までは自分が展開したい柔道だけを貫いていたが、大学に進学してからは、相手の動きに合わせた対応も心がけるようになった。
「昨年度は試合がない上に、約半年間実家に帰っていたためモチベーションを保つことに苦労した。しかし、ケガをしていたこともあり、延期の期間は良い充電期間にもなった」と前を向く佐藤。「現在は大学に戻り、仲間と切磋琢磨し練習できている」と語る。

△チームの勝利に貢献した佐藤(写真=右)(写真提供=湘南校舎女子柔道部)
佐藤は憧れている選手として女子柔道部の塚田真希監督(体育学部准教授)の名前を挙げた。塚田監督の強気なプレーに魅了され、幼少期からずっと憧れの存在だという。東海大に進学し、塚田監督から指導を受けていることに対し、「幸せな環境でやれていて、当たり前ではないと日々感じながら練習している」と喜びを見せた。
また、佐藤は塚田監督がオリンピックでメダルを獲得している姿を見て、「自分もオリンピックに出たい」と強く思った。オリンピックという夢の舞台に立つべく、まずは学生大会で個人・団体と優勝し、世界でも戦える選手を目指す。寝技、組み手の強化に励み、10月に開催予定の全日本学生体重別選手権大会では「練習でやってきたことを本番でも出せるようにしたい」と意気込んだ。憧れの塚田監督の背中を追う彼女の今後に注目だ。

〈プロフィール〉
さとう・せれな 70㌔級
埼玉栄高出身
平成30年度全国高校総合体育大会(インターハイ) 準優勝
第67回関東高校大会 優勝
(写真:湘南校舎女子柔道部提供 記事:今道由愛)
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