秋季関東大学女子1部リーグ戦
第8日(10/22)VS筑波大
0ー3(23-25.19-25.18-25)
【スターティングメンバー】
(サーブローテーション順)
#17 中川 つかさ(体3)(セッター)
#19 宮部 愛芽世(体2)(レフト)
#5 山村 涼香(体4)(センター)
#18 長友 真由(体2)(ライト)
#20 佐々木 遥子(体2)(レフト)
#1 横田 紗椰香(体4)(センター)
#16 川畑 遥奈(体3)(リベロ)
【途中出場選手】
#25 吉田 鈴奈(体2)(レシーバー)
【試合レポート】
秋季リーグ戦第8日は第7日終了時点で1位の筑波大と対戦。第7日の日体大戦からスタメンで活躍を見せている山村涼香(体4)は、「筑波大は全勝しているチームなので、挑戦者としてチャレンジする気持ちで挑んだ」と話す。
△日体大戦からスタメンで活躍している山村
第1セット、相手サーブで試合はスタート。佐々木遥子(体2)のレセプションから中川つかさ(体3)がトスを上げる。それを宮部愛芽世(体2)が叩き込み、三段攻撃で先制点を奪った。続く2、3点目と山村・長友真由(体2)のブロック、中川のサービスエースで相手を崩していく。6-1、7-2と5点差でリードするも、相手チームが徐々に追いついてくる。10-11で相手のアタックが決まり、点数が逆転。その後リードする場面が見られるも、23-25で第1セットを終えた。
高さのある筑波大に対し、ブロックを強化してきたというチーム。セットは落としたものの、山村を中心にその成果を見せた。
△ブロックが光った山村・長友
△サービスエースを決めた中川
第2セット、1-5とリードされ、相手チームの流れに。点差を縮めるべく、攻撃に繋げる。4-8で相手がブロックで押し込んできたボールを佐々木がレシーブ。それを中川がライト側に上げ、横田紗椰香主将(体4)がストレートに打ち込み、点を決めた。その後も攻撃を展開し、9-9と同点に追いつく。11-11に佐々木がブロックしたボールが大きく上がり、それを宮部がレシーブ。中川のトスで山村がセンターからアタック。12点目を奪い、追い越した。その後両者譲らぬまま攻防が続くも、またもや相手にリードされ19-25でセットを終えた。
セットカウント0-2と後がない第3セット。3-3に宮部が力強いサーブを放ち、点を取る。その後宮部はサーブだけでなく、アタックを決めるべく攻撃のチャンスをうかがう。第1、2セット以上に積極的にトスを呼び、攻めるもなかなか決めきれず、18-25で第3セットを落とし、セットカウント0-3で試合を終えた。
△サーブ・アタックと攻撃面でチームを引っ張る宮部(上2枚)
試合を終え宮部は、「もう少し色々な方向からアプローチを増やし、攻撃をするべきであった」と反省点を口にする。残すところ3試合となった秋季リーグ戦。残りの試合について、「ハングリー精神を大切に、まずは目の前の1本を全員でとるという気持ちで頑張りたい」と前を向いた。
秋季関東大学女子1部リーグ戦
第9日(10/ 17)VS順天堂大
3ー0(25-17.25-10.25-15)
【スターティングメンバー】
(サーブローテーション順)
#17 中川 つかさ(体3)(セッター)
#19 宮部 愛芽世(体2)(レフト)
#5 山村 涼香(体4)(センター)
#18 長友 真由(体2)(ライト)
#2 佐々木遥子(体2)(サイド)
#1 横田 紗椰香(体4)(センター)
#16 川畑 遥奈(体3)(リベロ)
【途中出場選手】
#3 山口 結可(体4)(セッター)
#7 山根 茉唯加(体4)(サイド)
#25 吉田 鈴奈(体2)(レシーバー)
【試合レポート】
第9日は前日に負けを喫した筑波大とともに全勝で首位を走る順天堂大と対戦。
第1セットから、お互い譲らない攻防戦。中川つかさ(体3)の的確なトス回しで相手のブロックを翻弄。第1セットを先取した。川畑遥奈(体3)は、1年生からリベロとして定着したチームん守備の要。「拾うだけじゃなく声かけや、自分のできる発信をしてチームに貢献したいと思っている。チームを支える、という気持ちで試合に臨んでいる」 と話す。
第2セット、メンバー変更も交えながら全員バレーを体現。また藤井壮浩監督も話す、「全員の長所を生かし、誰が出てきても負けないチーム作り」を見せた。春リーグから要所のポイントごとに2枚替えされる山口結可(体4)と山根茉唯加(体4)は”流れを変える” 。チームの流れが悪い時、また連続ポイントが欲しい時にも活躍を見せるベテランの4年生だ。第2セットを25ー10と大差で連取する。
続く第3セット、山村涼香(体4)の高さと速さを生かしたクイックや、秋季からスタメンに定着した長友真由(体2)らの得点により完全に流れを掴む。また佐々木遥子(体2)がサービスエースを決めるなど攻めのバレーを見せる。佐々木は、「上級生がチームを引っ張ってくれている分、今は思い切り自分ができるプレーをしている」と話す。第3セットも続けて連取し、セットカウント3−0のストレート勝利を収めた。
川畑遥奈(体3)は、「全勝チームだったので自分たちのやることをちゃんとやろう、と試合前からチームで話していた。しっかり勝つことができてよかった。秋季リーグを通して、成長できたと思えるような試合を残りもしていきたい」と話す。また佐々木は、「昨日の負けを引きずることなく、試合に臨めた。上位を目指して残りの試合も戦っていきたい」と振り返った。
藤井監督は、「サーブで崩して、ブロックで仕留めるという理想的な戦い方ができていた」と試合を評価する。「残り2戦、対戦相手はディフェンス能力の高いチーム。インカレに向けて弾みのつくようなゲーム内容にしていきたい」と意気込んだ。
(記事・写真:清水優奈)
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