東日本大学セブンズのマッチレポートとあわせて、4月1日に行われた流通経済大とのInvitation Matchの様子を掲載しています。ぜひ下のほうまでスクロールしていただきご覧ください!
「3年ぶりに開幕 東日本セブンズ CONSOLATION優勝」東日本大学セブンズ選手権大会 @秩父宮ラグビー場
3年ぶりに東日本大学セブンズが開催された。最多優勝5回の記録を持つ東海大は、2016年以来となる優勝をかけて臨む。登録メンバーには森山翔斗(体育学部2年)や中川湧眞(体育学部2年)といった俊足が持ち味の若手選手が入った。さらに、期待のルーキー川久保瑛斗(体育学部1年)が1年生で唯一のメンバー入りし、公式戦デビューを飾った。

◎1回戦 対筑波大
東海大19―33筑波大
(前半12―14 後半7―19)
〈全試合のスターティングメンバー〉
1ワイサケ・ララトゥブア(体育学部4年)
2伊藤峻祐(体育学部4年)
5レキマ・ナサミラ(体育学部4年)
6谷口宜顕(体育学部3年)
9川久保瑛斗(体育学部1年)
10武藤ゆらぎ(体育学部3年)
11中川湧眞(体育学部2年)
【試合レポート】
白のジャージーをまとった東海大は、開始早々に右サイドを駆け上がった中川がそのまま相手を交わして先制点をあげる。その後は相手にリードを許す展開となるが、留学生のフィジカルを活かしたボール運びで好機を作ると谷口が追加点となるトライを決め、前半を2点ビハインドで終える。後半、途中交代の森山翔斗(体育学部2年)がファーストプレーで快速を飛ばし同トライ。武藤のコンバージョンゴールも決まり、19―19の同点に。しかし相手のフィールドを大きく使ったラグビーに翻弄され、立て続けに失点。19―33で敗戦しCONSOLATIONトーナメントへ進んだ。

◎CONSOLATION 準決勝 対立正大
東海大33―26立正大
(前半26―7 後半7―19)
【試合レポート】
準決勝は前の試合で66―0と大勝した立正大との対戦。前半、ルーキー川久保からワイサケへ繋ぎトライがうまれた。さらに谷口・中川が連続して得点を決めると、ワイサケが自らのインターセプトから独走を見せて追加点。大量リードで折り返した後半は、立ち上がりから3つのトライを許し一時同点の苦しい展開となったが、武藤のパスを受けた森山が素早く抜け出し決勝点となるトライで勝利をあげ、CONSOLATION決勝進出を決めた。

◎CONSOLATION 決勝戦 対早稲田大
東海大35―10早稲田大
(前半14―0 後半21―10)
【試合レポート】
迎えた決勝戦は中川のトライで幸先よく先制すると、川久保が仕掛けると伊藤が中央までボールを運び、最後は武藤が決め追加点となるトライで流れを呼び込んだ。その後は体を張った守備で失点を許さないまま前半を終える。後半にも味方のインターセプトからレキマがそのままトライを決めると、森山が3試合連続となる得点でさらにリードを広げる。終盤に失点を許すも、最後は照屋林治郎(法学部4年)が自陣から敵陣に一気に攻め入ると右サイドに展開し武藤がダメ押しのトライ。35―10でCONSOLATIONトーナメント優勝を果たした。










【試合後コメント】
●木村季由監督
今大会を振り返って
→まずは無事に大会が開催されたことに感謝したい。準備期間がない中で大会に参加して初戦で敗れてしまったが、その後はさらに一人一人が意識を高めてCONSOLATIONで優勝することができた。
今大会を通じて、次の7人制に期待が持てる選手は。
→1年生で全試合フル出場した川久保は、7人制のユースのスコットにも入っているので、そう言ったところでも期待が持てるのではないかなと思う。
15人制への意気込み
→しっかりと日々練習に精進して、大学日本一を目指しチームで一丸となって、伊藤キャプテンを中心に頑張っていきたい。
●伊藤峻祐
大会を振り返って
→初戦で筑波大に負けて下のトーナメント(CONSOLATIONトーナメント)だったけど、しっかり勝ち切れたことがよかった。
15人制の意気込み
→1ヶ月後から春シーズンが始まるので、一戦一戦全力で戦い抜きたい。応援よろしくお願いします。
●川久保瑛斗
東日本セブンズに出場した感想
→大学のレベルを実感して、自分の持ち味をあまり発揮できなかったが、ここで一度、秩父宮でプレーしていい経験になった。
初年度の目標
→1年生とはいえ、SEAGALES FAMILYとして、しっかり自分の持ち味を発揮できるようにチャレンジしたい。
チームでの日常は。
→同期のみんなとは仲良くコミュニケーションが取れているし、先輩の方々も優しく接してくれるのでとても過ごしやすい環境だと思う。
15人制大会への意気込み
→自分の持ち味を出して、ファーストジャージ・9番を背負って大会に出られるように、練習からチャレンジしていきたい。
チームは5月8日から行われる関東大学春季交流大会に出場します。応援よろしくお願いします!
〈Invitation Match〉 対流通経済大戦 @東海大ラグビー場
〜前半〜
1PR平晴樹(教養学部4年)
2HO玉木皓盛(体育学部3年)
3PR本田啓(体育学部2年)
4LO朴淳宇(体育学部3年)
5LOワイサケ・ララトゥブア(体育学部4年)
6FLレキマ・ナサミラ(体育学部4年)
7FL井上涼太(体育学部4年)
8NO.8井島彰英(体育学部4年)
9SH見崎柊太(体育学部4年)
10SO武藤ゆらぎ(体育学部3年)
11WTB照屋林治郎(法学部4年)
12CTB今村泰士(体育学部4年)
13CTB伊藤峻祐(体育学部4年)
14WTB中川湧眞(体育学部2年)
15FB谷口宜顕(体育学部3年)
〜後半〜
1PR井上優士(体育学部4年)
2HO亀井爽良(政治経済学部4年)
3PRオトゥホウマ・シアレ(体育学部2年)
4LO椎名耀二(体育学部3年)
5LO今井郁太(体育学部2年)
6FL汐月佑心(体育学部2年)
7FL佐々木浩祐(体育学部3年)
8NO.8村田和志(体育学部2年)
9SH吉田優馬(体育学部4年)
10SO中村大介(体育学部2年)
11WTB栗崎弘樹(体育学部3年)
12CTB何松健太郎(体育学部3年)
13CTB山崎悠馬(政治経済学部2年)
14WTB本間智貴(健康学部4年)
15FB田代諒介(体育学部2年)
ラグビーフットボール部は東海大ラグビー場にて関東大学リーグ戦に所属する流通経済大と対戦!2022年シーズンの初陣となった試合は3年ぶりとなるホームでの有観客試合ということもあり、会場は大きな盛り上がりを見せた。

△今季主将を務める伊藤

△笑顔で入場する井上涼太(体育学部4年)とレキマ・ナサミラ(体育学部4年)
試合は前半、2年生ながらスタメン出場を果たした中川湧眞(体育学部2年)が積極的な攻撃参加でリズムを作ると、レキマ・ナサミラ(体育学部3年)が持ち前のフィジカルを活かした突破でトライを奪う。その後も、中川と同じく2年生の本田啓(体育学部2年)が左サイドから攻め込み追加点をあげるなど存在感を発揮。後半は相手に攻め込まれる展開が続いたが、粘りの守備を見せ勝ち越しを許さず、攻撃陣も着実にトライを重ね、新入生の前で勝利をあげた。

△持ち前のフィジカルで攻め込むレキマ

△グータッチを交わす主将の伊藤(右)と副主将の井島彰英(体育学部4年)(左)
主将の伊藤峻祐(体育学部4年)は、「観客の声援もすごく聞こえていた。1つのタックルに歓声が上がって、プレーしている選手としてもすごく楽しかった」と振り返った。さらにプレーについても、「3月は基礎の部分を徹底して練習を積んできた。この試合でもその成果を出せたし、全体的なプレーの仕上がりもよかった」と好感触を示した。
また下級生ながら存在感を見せた中川は、「こういったイベントで勝ちに貢献できたのはうれしい。春季大会やリーグ戦で継続して試合に出続けられるように頑張りたい」と語った。本田も、「来年も開催して欲しいと思うほど今回のイベントは楽しかった。シーズンに入ったら試合に出場してチームに貢献したい」とレギュラー定着へ闘志を燃やしている。

△攻守で存在感を見せた中川

△本田(中央)がトライを決め、喜ぶ選手たち










(記事:塩澤風太、写真:廣瀬愛理)
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