ラストワンプレーまで粘りを見せるも惜敗9月11日(日)
関東大学リーグ戦
対東洋大 @秩父宮ラグビー場
東海大 24―27 東洋大
(前半7―10 後半17―17)
〈スターティングメンバー〉
1PR井上優士(体育学部4年)
2HO下江康輔(体育学部3年)
3PR石橋慎悟(体育学部4年)
4LOアフ・オフィナ(体育学部3年)
5LOワイサケ・ララトゥブア(体育学部4年)
6FL佐々木浩祐(体育学部3年)
7FLレキマ・ナサミラ(体育学部4年)
8No.8井島彰英(体育学部4年)
9SH清水麻貴(法学部4年)
10SO武藤ゆらぎ(体育学部3年)
11WTB岡村優太(体育学部2年)
12CTB伊藤峻祐(体育学部4年)
13CTB近藤翔耶(体育学部2年)
14WTB照屋林治郎(法学部4年)
15FB谷口宜顕(体育学部4年)
〈リザーブ〉
16平晴樹(教養学部4年)
17奥田玲大(文学部3年)
18細川大介(政治経済学部3年)
19朴淳宇(体育学部3年)
20薄田周希(体育学部1年)
21竹田怜央(体育学部3年)
22北村光基(体育学部1年)
23今村泰示(体育学部4年)

△円陣を組む選手たち
【試合レポート】
リーグ戦5連覇、全国大学選手権優勝に向けたシーズンが開幕。初戦は秩父宮ラグビー場で行われ、29年ぶりに1部復帰を果たした東洋大との対戦となった。メンバーには春シーズン出場のなかった近藤翔耶(体育学部2年)がスタメン入り。リザーブも薄田周希(同1年)、北村光基(同1年)など期待のルーキーが名を連ねた。
東洋大のキックオフで始まった試合は、6分に東洋大がラインアウトで崩し先制点を許す。追いかける展開となったチームは反撃に転じたいところだったが、セットプレーでのミスやペナルティが重なり東洋大の時間帯が続く。その後は互いに得点が奪えないままさらに15分が経過した。

△体を張ったディフェンスを見せるワイサケ・ララトゥブア(同4年)

△ボールを運ぶ伊藤峻祐主将(体育学部4年)
チームも流れに乗り切れずにいたが20分を超えたあたりで試合が動く。相手のペナルティからマイボールを獲得すると敵陣深くまで前進。最後はスクラムからパスを繋ぎ、レキマ・ナサミラ(同4年)が中央を突破して同点のトライ。コンバージョンキックも武藤ゆらぎ(同3年)が決め7―5と逆転に成功した。そのまま前半をリードして折り返したいところだったが、相手のクイックプレーからディフェンスの間を抜かれ前半終了間際に失点。7-10でハーフタイムを迎えた。

△トライを決めるレキマ

△レキマに駆け寄る選手たち
後半に入ると東海大の反撃が続く。2分には清水麻貴(法学部4年)がクイックスタートで仕掛け敵陣へ。そこからパスをまわしレキマへとつなぐと持ち前のフィジカルを活かしトライを取り切り再び逆転に成功。さらに6分、ラインアウトからモールで押し込む得意の形で相手を突き放した。

△再び逆転トライを決めたレキマ

△ラインアウトからモールで押し込むFW陣

△点差を広げるトライを決め喜ぶ選手たち
後半に入り得点を重ね、優位に立ったかに見えたが前半同様ミスも目立ちペースは東洋大に。守備でも粘りを見せていたが19分にゴール前での攻防から失点。23分にはモールを形成するとそのまま押し込まれ逆転を許した。立て続けにトライを奪われ三度追いかける立場となるも、岡村優太(体育学部2年)のゲインから照屋林治郎(法学部4年)がサイドを駆け上がりトライ。東海大もも負けじと得点を奪い返し勝ち越しに成功する。

△自慢のスピードで敵陣へ攻め込む岡村

△サイドを駆け上がりトライを決めた照屋
このリードを守ろうとチームが春から積んできた前に出るディフェンスで粘りを見せる。しかし東洋大の猛攻は続き35分に相手にサイドから攻め込まれ逆転のトライ。チームもラストワンプレーまで攻め続けたが相手にタックルを受けノーサイド。最後まで勝敗の分からない緊迫した試合だったが勝ち切ることが出来ず惜敗となった。

試合後木村季由監督(体育学部教授)は、「勢いだけではなく、全てが相手が上回っていた」と総括。また「相手の勢いであったりミスを修正しきれなかったりと色々な要因もあるが、敗戦から学ぶことも多いので原点に立ち返って自分たちのラグビーをして欲しい」と振り返った。また伊藤主将も「夏合宿で課題となった試合の入りという部分で失点してしまい、ミスも重なって自分たちのラグビーが思うように出来なかった。今後は自分たちのラグビーをするためにもペナルティの数を減らすなど、改善をしていきたい」と語った。

☆次戦は9月24日、熊谷ラグビー場にて立正大学と対戦です。応援よろしくお願いします!
記事・写真=塩澤・山本
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