秋季関東大学男子1部リーグ
第6日(9/17)VS東京学芸大
3-1(22-25,25-15,25-19,25-23)
【スターティングメンバー】
(サーブローテーション順)
#10 佐藤 隆哉(サイド)
#3池田 亮輔(ミドル)
#13 飯田 孝雅(オポジット)
#4 樋内 竜也(サイド)
#2佐藤 駿一郎(ミドル)
#1山本 龍(セッター)
#18 高木 啓士郎(リベロ)
【途中出場選手】
第1セット
佐藤 駿→#5櫻田 義春(体育学部4年)(セッター)
樋内→#22 中道 優斗(体育学部2年)(サイド)
第4セット
池田→#30 白井 康靖(体育学部1年)(サイド)
【試合レポート】
秋季リーグ第6日目は、春季リーグ戦1部で第8位の東京学芸大との戦いになった。
秋季リーグ初戦と違い、腰のけがの影響でコートを離れていた樋内 竜也(体育学部4年)がスタメンに復帰し、ベストメンバーで試合に臨んだ。

第1セットは、高木啓士郎(体育学部3年)のスパイクレシーブから山本龍(同4年)がトスを上げ、飯田孝雅(同3年)のスパイクが決めるなど好スタート。スタメン復帰した樋内竜也(同4年)のブロックも光る。しかし互いに譲らないシーソーゲーム状態が続き、流れを取り戻せないまま、22-25で第1セットを終えた。
第2セットは、スタートから相手に先制されるも、安定した高木のサーブレシーブから山本がトスを上げ、飯田のスパイクで1点を取る。24点目はリリーフサーバーとして池田と交代した櫻田義春(同4年)がサービスエースを決め、チームの士気がさらに上がっていく。最後25点目は、相手ブロックで返ってきたボールを山本がレシーブし櫻田がトスを上げ、飯田のスパイクが決まる。25-15となり、セットカウントを1-1とした。

△クイックを決める池田
第3セットは、取られたら取り返す攻防戦を繰り広げる。14・15点目は樋内が連続サービスエースを取り、流れを引き寄せる。24点目には再び樋内のサービスエースが決まり、チームは大いに盛り上がる。中道がサーブをオーバーで取り、高木がアンダートスを上げるなど全選手が活躍。佐藤隆のクロスが決まり、25-19で第3セットを奪取した。
第4セットは、佐藤駿のクイックや樋内の不意をつくフェイントなどで3・4・5点と連続得点。その後も流れを奪われることなく試合が進む。中道優斗(同2年)のサーブレシーブから山本がトスを上げ樋内のスパイク、樋内のスパイクレシーブから山本がトスを上げ佐藤隆のクロスで8点・9点目を取った。11-7でタイムアウトを迎えたが、タイム後は点の奪い合いが続く。最後は樋内のスパイクが決まり、25-23で第4セットを終えた。

△鋭いスパイカーの樋内
チームの雰囲気作りを意識したと話す中道は、「途中から入る選手だからこそ、何か一つチームの流れが良くなるように声を出してコートを盛り上げられるよう意識している」と語った。また監督からは、「プレーを人任せにするな」とチーム全体に声をかけたことを明かした。「コートの中にいる時は勿論、コートの外にいる時もチームの雰囲気作りや守備面でのプレーなど自分の仕事を全うしていきたい」と強く意気込んだ。
佐藤駿は、「日本代表の方で覚えてきたことをこれからの試合で活かして、チームにいい影響を与えられるようにやっていきたい」と話し、「それぞれが自分の役割をしっかりやることが大事」だと語った。

△安定した中道のサーブ
(写真:清水優奈・今道由愛 記事:見上璃菜)
【試合レポート】
秋季関東大学男子1部リーグ
第6日 明治大学戦
3−2 (22-25.25-22.25-19.22-25.15-11)
10佐藤 隆哉(サイド)
3 池田 亮輔(ミドル)
13 飯田 孝雅(オポジット)
4樋内 竜也(サイド)
2佐藤 駿一郎(ミドル)
1 山本 龍(セッター)
18 高木 啓士郎(リベロ)
【試合レポート】
明大戦は一筋縄ではいかない戦いとなった
第1セットは序盤こそ3点先取によって流れを掴んだように見えたが、サーブミスなどが目立ちその後逆転を許す。そのまま流れで、22-25でセットを落としてしまい、逆境からのスタートとなった。
第2セットは互いに一歩も譲らないシーソーゲームと化し、一進一退の攻防が繰り返された。
その中でも飯田 孝雅(体3)のサービスエースや佐藤 駿一郎(体4)のブロックなどの好プレーを見せるなど強気のプレーが多く見られ、相手に流れを完全に譲らず、25-22で第2セットを取った。

トスを上げる山本
続く第3セット、流れを掴みたい東海は緩急の激しい攻撃と、囮によって相手を吊るプレーなど主将山本 龍(体4)の采配が光る展開となり、4年生として主将としての洋々たるプレーを見せた。
更には、1年生の白井 康靖(体1)がピンチサーバーとして出た際には相手のレシーブを崩し、相手のスパイクをしっかりと拾い、後輩の活躍を見逃さず、つかさず樋内 竜也(体4)が決めるなど、相手を突き放し25-19で第3セットを奪取した。

仲間と喜ぶ白井
しかし、第4セットは食らいつこうとする明大の攻撃によってこれまでの流れに乗り切れず、相手に先制点を許すなど完全に試合の主導権を握りきれず22-25で落とし、最終セットへ突入した。樋内 竜也は「チームとしての流れに乗り切れなかった、後輩たちにも不甲斐ない試合を見せてしまっている」と試合後に苦笑いを見せた。
第5セットではいつも以上に声掛けが行われていた。飯田 孝雅の先制点で始まり、高木 啓士郎(体3)の好セーブなど底力を見せつけ4点差の15-11で東海がセットを奪取し試合を終えた。ストレート勝ちが依然として少ない東海は全勝している5校の中でセット数で順位負けしているため、より勝ち星にこだわらなくてはならない状態となった。

喜んでいる選手たち
試合を終えた樋内 竜也は「春で勝ったからこそのプレッシャーはあったと思う、まだチームが1つになりきれていない、こっからはそこをいかに改善するかが重要。」と語った。
9月18日時点で東海の飯田 孝雅は得点数、サーブ効果率で1位の好成績であり、スパイク決定率は60.5%で2位という3年生ながら好成績を収めているため次戦も活躍が期待できる選手だ。
次戦について池田 亮輔(体4)は「相手がローテーションをうまく合わせてくることが多いため、自分がブレイクを取って次へ回せるようにしたい。」と語った。
(写真:清水優奈・小口寛乃 記事:小口)
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